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INTERVIEW01_徹底したお客さま視点で



大学では工学部で機械系を専攻しており、就職活動を始めた時は地元での就職を希望していました。地域に根差した仕事をしたくて電力関連の会社を検討していたときに、日立が電力関連のいろいろなシステムを提供していることを知り日立に興味を持ちました。

企業研究を進めていく過程で制御系システムに興味を持ち、日立を含め数社の工場見学などに参加しました。親身に相談に乗っていただいた日立のリクルーターとのつながりが大きく、結果的に日立への入社を決めました。 また、家族思いの父親の影響で、メーカーであれば土日に休めて子供と遊べる時間が取れるという期待がありました。


失敗を糧に、徹底したお客さま視点を身に付けた


最初の配属である日立研究所では、エネルギーをマネジメントするシステムの研究をしていました。ここでは幅広く、ビルの省エネ研究や、発電所の建設業務のマネジメントシステムなどさまざまなテーマに携わりました。 そして、電力関連の基幹システム開発を日立が受注したことを背景に、その基幹システム開発の発注元の組織へ出向しました。その後2018年に日立製作所 社会システム事業部 エネルギーソリューション本部の所属となり今に至ります。

私のキャリアの転機となったのは、その組織への出向でした。そこは全国の電力の送受を監視し、安定供給を確保する組織です。電力関連の会社からの出向者がほとんどで、電力分野に精通したメンバーの中で、私だけ畑違いの分野から入った感じでした。
出向した組織はできたばかりだったので、どういう業務をするか、今作っているシステムをどう運用するかを明確にする事が喫緊の課題でした。所属部署の枠を越え、とにかくいろんな人に聞きに行って、提案して、その妥当性を確認するなどでひたすら動き回っていました。

実はこのシステムでは、運用開始前の開発、および、開発後の運用保守に大変苦労しました。苦労の中でも、電力関連の会社から出向している皆さんは、電力の安定供給にプライドを持っていて、そのためにがむしゃらに一生懸命やっている、そこにとても感化されました。
その姿をみて、日立が開発したシステムで大変な苦労を掛けてしまっているので、日立から出向している私が一番に問題点に気付かないといけないという思いが強くなり、なんとかこれ以上のトラブルを防ごうと必死になっていました。

当時は立場の違いがあり気づけませんでしたが、日立のメンバーも最後までお客さま、その先のエンドユーザーに貢献すべくシステムを安定稼働させようと一丸となって働いていたんだなということが今はよく分かります。 また、システム開発という意味では、新しいシステムの開発を経験できたのが良かったです。
まっさらな状態で、新しいシステムを新しい組織でまとめあげたのはキャリアにおける大きな自信につながっています。

お客さまを守るため、要望を断る勇気も


どうしてもメーカー側はメーカーの視点で考えるので、私が日立に戻ったことによって「お客さまはこう考えられるので、この部分はこのように変えた方がいいよ」とか、逆に「ここは考えすぎ。お客さまはここまで気にされないので、もう少しシンプルでいいよ」と、積極的にお客さま視点での改善を提案しています。
特にお客さま側で苦労をした経験があるため、それ以降、お客さまとは決まったものを依頼してもらう・作るだけの関係ではなく、こちらからお客さま視点で業務提案するなど積極的に議論できる関係になっています。
あの時苦労をしたからこそ、今、お客さまと協業させていただきながら開発できています。

昨年、別の新しいシステムを提案、競争のうえ受注し、プロジェクトマネージャーをやっています。時にはお客さまのために、勇気を持ってお客さまのご要望をお断りすることもあります。
これは、要望を安易に受けることによってお客さまのためにならないと判断する場合です。業務運用の整合性や、運用ルール、開発プロジェクトのリスクを勘案し、真にお客さまのためなのかを日立側も責任をもって検討・提案していくことが必要だと思い、譲れないポリシーとしています。

ちなみに、私の部門では国際貢献度の大きいシステムに携わったり、ヨーロッパ発祥のグローバル企業である日立エナジーのパッケージを国内に適用したりするチャレンジングなミッションがあります。さまざまな経験値を積み、確固たる仕事へのポリシーを持つメンバーが多く、互いに刺激を得ることができています。


足跡を残す大きな仕事とワーク・ライフ・マネジメントの両立をめざして


昨年10月に主任技師(管理職)に昇格し、部下を持つことで意識は変わってきました。仕事の内容は大きくは変わらないのですが、中期的な計画を立て、受注戦略などを考えた上で、それぞれの部下の得意分野を伸ばすためにこの業務を任せるという話を上長としています。

小学生から大学までサッカーやフットサルをやっていたこともあり、私自身は体を動かすのが好きなので、フットサルや釣りなどの時間を意識的に作ってリフレッシュしています。

私自身のモチベーションが家族ということもあり、ワーク・ライフ・マネジメントは重要な課題です。どうすれば部下や私自身が早く帰れるようになるかをいつも考えています。例えば、あるプロジェクトで経験したことや、整理したことを別のプロジェクトへ開発プロセスとして活用して業務量を減らすことを取り入れています。 365日24時間動くシステムを担当していると気が休まらないことが多いところはありますが、メリハリをつけてしっかりリフレッシュし、いい仕事をするというサイクルを回せる環境作りに取り組んでいます。


国を動かすようなシステムや、全国規模の大きなシステム開発、国際的に貢献度が大きいシステム開発を経験できるチャンスが多いため、自分の仕事で足跡を残したいという人には、日立への入社をおすすめしたいです。
社会システム事業部にはそのようなチャンスが多いと思っています。


(社員の所属は取材当時のものです)



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