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10.ステータス情報
UPSのステータス情報は、一定時間(UPS監視時間間隔)毎、および監視対象UPS毎にログファイル(upslog1,upslog2,・・・〜upslog8)に書き込まれます。ログファイルは監視対象のUPSの台数分作成されます。このログファイルの内容はX-Window上にグラフとして表示できます。グラフには現時刻のステータス情報もリアルタイム表示できます。

グラフの表示

ログファイルのグラフ表示を行う場合は、下記のように監視対象UPS毎に指定します。
グラフには指定したUPSのステータスが表示されます。

/usr/ups/bin/upsg -dev 1  <Return>   # 監視対象UPS1のグラフを表示
/usr/ups/bin/upsg -dev 2  <Return>   # 監視対象UPS2のグラフを表示
・・・・・・・・・・・
/usr/ups/bin/upsg -dev 8  <Return>   # 監視対象UPS8のグラフを表示

設定ボタン:グラフの表示方法などを設定します。クリックすると[コンフィグレーション]画面が表示されます。
モニタボタン:[データ表示エリア]に表示するデータを切り替えます。

  • オフ(通常表示):カーソル位置のデータを表示します。
  • オン(赤色表示):現在のステータス情報を一定時間間隔でリアルタイム表示します。表示の間隔は[モニタ時間間隔](コンフィギュレーション画面)で設定します。

再表示ボタン:グラフを再表示します。
終了ボタン:[UPS状態表示グラフ]画面を閉じます。
前レコードボタン:カーソル位置を1つ前のレコード(データ)に移動します。
次レコードボタン:カーソル位置を1つ次のレコード(データ)に移動します。
詳細ボタン:障害の詳細内容がダイアログで表示されます。
UPS状態フィールド:UPSの状態を以下のメッセージで表示します。

  • 正常
  • バッテリ運転
  • バイパス給電
  • 障害発生
  • 障害発生,バッテリ運転
  • 障害発生,バイパス給電
  • ローバッテリ,Abnormal


詳細ボタンをクリックすると次の詳細が表示されます。該当状態が赤マークで表示されます。
該当障害の処置については,付録の「UPSに障害が発生した場合」を参照してください。



グラフの設定

データやグラフ表示の方法は,「コンフィギュレーション」画面で設定します。
●コンフィギュレーション画面
[コンフィギュレーション]画面は,[UPS状態表示グラフ]画面で[設定]ボタンをクリックすると表示されます。

設定値と表示色を設定するには,各項目のボタンをクリックします。
インバータ電圧、バッテリ電圧、入力電圧、負荷率ボタン
基準値とグラフの表示色を設定します。クリックすると、[表示色と基準値の設定]画面が表示されます。



基準値フィールド:監視項目の基準値を入力します。
色ボタン:グラフおよび[データ表示エリア]に表示される項目の色を指定します。
決定ボタン:設定内容を確定します。
消すボタン:色設定をクリアします。
中止ボタン:設定を中止します。

電圧の範囲ボタン
グラフの電圧目盛(左の縦軸)の上限と下限を設定しますクリックすると、[電圧表示範囲の設定]画面が表示されます。



電圧の下限フィールド:グラフ目盛の下限を設定します。デフォルトは0(%)です。
電圧の上限フィールド:グラフ目盛の上限を設定します。デフォルトは150(%)です。
決定ボタン:設定内容を確定します。
中止ボタン:設定を中止します。
負荷率の範囲ボタン
グラフの負荷率目盛(右の縦軸)の上限と下限を設定します。クリックすると、[負荷率表示範囲の設定]画面(次ページ図参照)が表示されます。



負荷率の下限フィールド:グラフ目盛の下限を設定します。デフォルトは0(%)です。
負荷率の上限フィールド:グラフ目盛の上限を設定します。デフォルトは100(%)です。
決定ボタン:設定内容を確定します。
中止ボタン:設定を中止します。
表示開始日時ボタン
グラフに表示する最初のデータの日時を指定します。クリックすると、[表示開始日時の設定]画面が表示されます。デフォルトは"自動"で[ログの記録期間]前の日時になります。



先頭ログの日付フィールド:ログファイルに記録さている最初のデータの日時を表示します。
最新ログの日付フィールド:ログファイルに記録されている最新(最後)のデータの日付を表示します。
表示開始日時フィールド:グラフに表示させる最初のデータの日付を入力します。
決定ボタン:設定内容を確定します。
自動日付ボタン:[起動開始日時]を自動設定します。開始日時は[ログの記録期間]の最初の日時になります。たとえば、「1 month」が設定されている場合は、1ヶ月前が表示開始日時になります。
カーソル位置ボタン:カーソル位置の日時を[表示開始日時]にセットします。
中止ボタン:設定を中止します。
表示期間ボタン
データの範囲を設定します。クリックすると、[表示期間/範囲の設定]画面が表示されます。



表示期間フィールド:データの範囲を数値で設定します。
単位ボタン:表示期間の単位を選択します。
決定ボタン:設定内容を確定します。
中止ボタン:設定を中止します。
表示範囲ボタン
グラフに表示するデータの範囲を設定します。クリックすると、[表示期間/範囲の設定]画面が表示されます。



表示範囲フィールド:グラフに表示させる範囲を数値で設定します。
単位ボタン:表示範囲の単位を選択します。
決定ボタン:設定内容を確定します。
中止ボタン:設定を中止します。
表示期間は、グラフをスクロールして表示される範囲です。表示範囲はグラフに表示される(見えている)範囲です。
モニタ時間間隔ボタン
リアルタイム表示時の表示間隔(秒)を設定します。クリックすると[モニタ時間間隔の設定]画面が表示されます。



時間間隔フィールド:リアルタイム表示する時間間隔を設定します。
決定ボタン:設定内容を確定します。
中止ボタン:設定を中止します。
区切り線間隔ボタン
グラフの区切り線の間隔を指定します。クリックすると、[区切り線間隔の設定]画面が表示されます。



レコード数フィールド:入力したレコード(データ)数ごとに区切り線が入ります。
決定ボタン:設定した内容を確定します。
中止ボタン:設定を中止します。

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