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16.Webサーバの起動

本ソフトには、Webブラウザを使ってUPS状態の監視と動作パラメータの設定を行うための簡易Webサーバが入っています。ここではWebサーバの起動方法とブラウザで見る方法を説明します。

Webサーバ機能では、設定したサーバのデータのみ変更されます。UPSの共有メモリデータは、更新されません。
Webサーバの起動
本ソフトを本マニュアルにしたがってインストールするとWebサーバデーモン(upswwwd)が/usr/ups/binの下にインストールされています。このデーモンを起動するには下記のコマンドを実行します。
# /usr/ups/bin/upswwwd <Return>

これで,ブラウザから各UPS状態の監視と本ソフトの動作パラメータの設定を行うことができます。
動作パラメータは,一部の項目のみ設定可能です。設定可能な項目は実際の画面で表示された項目のみです。
同じコンピュータで既にWebサーバを起動している場合は,tcpポート番号が衝突して起動できなくなります。
その場合は,Webサーバ(upswwwd)の起動時にオプションを付けてポート番号を変更してください。
# /usr/ups/bin/upswwwd -p 8080
コンピュータ起動時にWebサーバを起動する方法
コンピュータ起動時にWebサーバを起動するには,/etc/rc.upsファイルを編集して/usr/ups/bin/upswwwdを起動するようにしてください。
変更例(HP-UXの場合)
#!/bin/sh
#
# $Header: UPS Initiate,v 1.0 92/06/20 13:37:11 root Rel40 $ Zirion;
#

if [ -x /usr/ups/bin/upsd ]; then
PATH=/usr/ups/bin:$PATH export PATH
/usr/ups/bin/upsd
echo "Starting UPS monitor..."
/usr/ups/bin/upswwwd
fi

exit 0

Webブラウザ側の指定
Webブラウザ側で表示するには、ブラウザのアドレス入力領域で直接指定してください。

アドレス:hostname/menu.html

[hostname]は、本ソフトをインストールしているホスト名もしくは、IPアドレスで指定してください。

Webブラウザ上にメインメニュー「計測値情報表示」および「動作条件設定」が表示されます。計測値情報はUPS1, UPS2,・・・UPS8のいずれかを選択して、各UPS毎に表示できます。
動作条件設定で動作パラメータを変更すると本ソフトのupstabを書き換えます。変更を有効にするためにコンピュータを再起動してください。

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