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Hitachi
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画像 HA8500/310

HA8500/310は省スペース性、プライスパフォーマンスを重視したエントリーサーバ。最新の310F7モデルでは、最大2プロセッサー/16コアのインテル®Itanium® プロセッサー9500製品ファミリーを搭載。

画像 itanium

HA8500/310F7(1ソケット)

機能や対応オプションは通常の310F7モデルと同等ですが、プロセッサーの搭載数を1プロセッサーのみに制限したモデルです。

基本仕様

コンパクトな2Uの筐体に1プロセッサー/4コア、または1プロセッサー/8コアのインテル®Itanium® プロセッサー、最大192GBのメモリー、最大6スロットのPCI Expressアダプタを搭載可能。2種類のサーバ仮想化機能「Virtual Partitions(vPars)」と「Integrity VM(VM)」を統合した「vPars and Integrity VM」をサポートし、小規模な統合化システムを構築できます。また、低電圧版DIMMと高効率な80Plus®Platinum電源モジュールを採用。21%*1の省電力化を実現しています。

インターフェース

*1
2010年4月発売モデルとの比較

性能向上

HA8500 F7モデルに搭載するインテル®Itanium®プロセッサー9500製品ファミリーは、9300番台からマイクロアーキテクチャを一新し、チップあたりのコア数を4コアから8コアに倍増しました。また、動作周波数を最大46%、メモリー帯域幅を33%向上することで約3倍*1の性能向上を実現しました。

*1
2010年4月発売モデルとの比較

高信頼、高可用性

9500製品ファミリーでは、命令の再実行機能により、命令実行中にエラーが発生したことを検知すると、再度計算をやり直して業務を継続することが可能です。また、L3キャッシュのエラー検出・訂正機能を強化し、3ビットエラーの検出、2ビットエラーの訂正が可能となりました。
また、9300番台と同様、耐ソフトエラーラッチ回路を採用し、ラッチ/レジスタ回路中のトランジスタに冗長性を持たせることで、宇宙線の中性子によるエラー発生を抑えます。また、メモリー保護機能「SDDC/DDDC」により、DRAMレベルでのメモリー障害訂正機能を提供します。キャッシュのシングルビットエラーが多発している場合はプロセッサの動的縮退機能「DPR」でシステムダウンを回避します。
なお、電源、FAN、内蔵HDDは冗長化しサーバ稼動中の交換が可能です。

SDDC:Single Device Data Correction
DDDC:Double Device Data Correction
DPR:Dynamic Processor Resilience

高管理、運用性

人的障害を防止するために、使いやすいWebベースのGUIによる管理環境も提供。また、管理プロセッサiLO3でプロセッサーやメモリー、温度や電源異常などを検知することで、予防保守や迅速な障害復旧を実現します。
さらに、システム装置前面に搭載している Systems Insight Display がサーバ内部の各コンポーネントの状態を表示するため、一目でサーバの状態を把握できます。

高管理、運用性

省電力化、省スペース化

80 Plus Platinum

310F7(1ソケット)モデルのAC/DC電源モジュールは、80 PLUS® PLATINUMの認証*1を取得しています。
システム装置のラック搭載占有サイズは、2U(約86mm)というコンパクト設計。

*1
80 PLUS:米国EPRI( The Electric Power Research Institute, Inc.)が作成した「80 PLUSプログラム」に基づき、電源効率が80%以上の基準を満たすと認定された製品に与えられるもの。

柔軟性

標準の内蔵SASコントローラでRAID1構成、さらに内蔵RAID コントローラ用オプションを選択することで、RAID5のハードウェアRAID構成も可能です。

仮想化機能

2種類の仮想化機能「Virtual Partitions(vPars)」と「Integrity VM(VM)」を統合した「vPars and Integrity VM」をサポートします。vPars環境はプロセッサーリソースを占有しますので、最大8コア搭載の310F7(1ソケット)モデルにおいて、オーバーヘッドの少ない仮想化環境を実現し、特に安定した性能が求められる実行環境で使用できます。一方、VM環境は柔軟性に優れ、業務集約を高めた仮想化環境を実現します。VM環境とvPars環境は容易に変換可能であり、VMの開発環境からvParsの実行環境への切り替えも、システムの再構築をすることなくスムーズに行うことができます。

インテル®Itanium® プロセッサーのパフォーマンスを存分に引き出す、64ビットOSをサポート

HP-UX 11i v3

HP-UX 11i v3は、ミッションクリティカル分野で実績のあるPA-RISC版HP-UX11i v2をベースに、インテル®Itanium® プロセッサー搭載サーバ向けに最適化されたHP-UXです。セキュリティおよびスケーラビリティをさらに強化するとともに、10年間という長期サポートを提供。さらに、Virtual Partitions、Integrity Virtual Machinesなどの仮想化技術による柔軟なシステムリソース設定を実現。HP-UX11i v3とインテル®Itanium® プロセッサー搭載サーバの組み合わせが、プライベートクラウド、ミッションクリティカルなデータベース、意思決定支援システム、電子商取引、業務改革などさまざまなビジネスシーンを支えます。さらにライセンス体系がコアらソケットに、従来モデルより、コアあたりのライセンス料低減を実現します。

ミドルウェア

Serviceguard、MirrorDisk/UX、GlancePlus Pak software、Process Resource Managerなどのミッションクリティカルな業務を支える実績豊富なミドルウェアに加え、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」やデータベースソフトウェア「HiRDB」などの日立オープンミドルウェアもできます。これによりOracle®やSAP® R/3®などと組み合わせた基幹系システムの構築が行えます。

サポートサービス

ハードウェア/ソフトウェアのサービス窓口を一本化。HP社とのグローバルアライアンスを基盤に、日立の経験や技術力を活かしたサポートサービスを提供します。お客さまのシステムの重要度に合わせて選択できる豊富なサービスメニューを用意しています。

遠隔保守支援システム「ASSIST」

ASSISTは、お客さまのシステムとサポートセンタを通信回線で結び、技術支援および情報支援を行うシステムです。障害を未然に防ぐため、常時お客さまのシステムを遠隔監視し、万一の場合には技術者が支援システムとデータベースを駆使して、短時間で的確なサービスを実施します。