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Hitachi

日立アドバンストサーバ HA8500/9000Vシリーズ

Q&A

Answer/回答

日立製品におけるHA8500の位置付けは? またHA8000/9000V/BladeSymphonyとの関係はどうなりますか?

HA8500は9000Vサーバの高信頼性・高可用性を継承しつつItanium® プロセッサーを採用したサーバです。 HP-UX11iとミドルウェアとの連携によりさらなる高可用性を実現、お客様の要望にも柔軟に対応できます。またコストパフォーマンスにも優れ、より使いやすいオープンシステムの構築をサポートします。

HA8500の特長は? またどのような用途に適していますか?

HA8500のポイントは、業界トップクラスの浮動小数点演算能力と4GB以上が使える広大なメモリ空間です。この特長を活かせる用途としては、高可用性に優れた装置とHA(High Availability)構成の組み合わせによる基幹業務や大規模データベース、パーテーション機能を活かしたサーバコンソリデーション、高速な演算性能や巨大なメモリ空間をフル活用した技術計算サーバ、ハイパフォーマンスコンピューティングなどがあります。

HA8500で採用されているItanium® プロセッサの特長は?

Itanium® プロセサーは、EPIC(Explicitly Parallel Instruction Computing)アーキテクチャを採用しており、複数命令の並列処理が効率化されています。さらに、マルチコアとの相乗効果で1プロセッサあたりの処理能力が非常に高くなっています。最もハイレベルな基幹業務系アプリケーションでその能力を発揮するように設計されているといえるでしょう。

Itanium® プロセッサとPA-RISCとの違いを教えてください。

PA-RISCはその名の通りRISCアーキテクチャで設計されたMPUです。一方Itanium® プロセッサはEPICという新しいアーキテクチャで設計されているため、信頼性や可用性、拡張性においてPA-RISCよりも優れていると言われています。なお、PA-RISCとItanium® プロセッサにはバイナリレベルでの互換性があり、比較的容易に移行することができます。

HA8500がサポートするOSの主な用途を教えて下さい。

HP-UX:PA-RISC搭載サーバでミッションクリティカル分野に豊富な実績があり、セキュリティ、スケーラビリティなども強化されています。さらに、インテル® Itanium® プロセッサー搭載サーバに最適化されているため、ミッションクリティカルな基幹系業務(データベース、意思決定支援、電子商取引、 ERP(Enterprise Resource Planning)、SCM(Supply Chain Management)など)に利用できます。

9000Vで動作するプログラムをHA8500へ移行するにはどうすればいいでしょうか?

9000V(PA-RISC:HP-UX11.00/HP-UX11i V1)で動作しているプログラムをHA8500(IPF:HP-UX11i V2)へ移行するには次の二つの方法があります。

バイナリ互換を利用
IPF対応のHP-UX11i V2には「Aries」と呼ばれるダイナミックオブジェクトコードトランスレータが組み込まれているため、PA-RISCのコードをIPF上で直接実行することができます。このため、PA-RISC向けに作成された多くのプログラムは、コード変更することなくIPF上で動作します。ただし、ハードウェアや OSの特定機能に依存しているようなプログラムは動作しない場合があり、この場合は下記のソースコード互換を利用して移行する必要があります。また、エミュレーション動作のため、再コンパイルして実行させた場合よりもパフォーマンスが低下します。
ソースコード互換を利用
ハードウェアやOSの特定機能に依存するプログラムを実行する場合にはソースコードの修正が必要になります。また、APIの標準化や業界標準への対応を実施するために、一部のプログラムにおいてはソースコードの修正が必要となることがあります。このように、ソースコードの修正が必要になった場合でも、ソースコードをスキャンして移行上の問題点を検出するソフトウェア移行キット(Software Transition Kit:STK)を用意していますので、移行作業を効率化することができます。STKの詳細については下記リンクを参照してください。

HA8500で利用できるアプリケーションソフト、周辺機器にはどのようなものがありますか?

代表的なミドルウェアやアプリケーションソフトとして、Oracle、Microsoft® SQL Server、HiRDB、BEA WebLogic、Cosminexus、SAP R/3、JP1、VERITAS NetBackupなどが利用できます。また、周辺機器としては日立ディスクアレイシステムや小型〜大型のLTOライブラリなどが利用できます。

サーバコンソリデーションとはどういうものですか?

サーバコンソリデーションはサーバの統合を意味する言葉で、効率的なシステム運用を実現するソリューションのひとつです。従来は部署やソリューションごとにシステムが分散・独立して構築され、各業務のピーク時にも対応できるよう余裕を持たせてCPUリソースを確保していました。このため、多くのシステムでは通常業務のCPU利用率は30〜40%程度しかありませんでした。最近は、TCO低減の観点から個別システム毎ではなく、より上位のシステムレベルでの効率的な業務運用が大きな課題となっており、その実現手段としてサーバコンソリデーションが提案されています。具体的には、高性能サーバにスケールアップすると共に、HP-UXの優れた仮想化技術とプロビジョニングを用い、複数システムの負荷変動に対して動的なリソース割り当てを可能にします。これにより、ピーク時の余裕分として確保していたCPUリソースを削減することができ、効率的な運用およびTCOの削減を実現します。

システムの拡張にはスケールアップとスケールアウトがありますが、HA8500はどちらに適しているのですか?

スケールアウトやスケールアップによる拡張は、お客様のニーズにより向き不向きがあります。たとえば Webサーバなどのフロントエンド層や技術計算サーバ用途にはスケールアウトが適していますし、大規模データベースやサーバコンソリデーション用途にはスケールアップが適しています。HA8500は、どちらの拡張にも対応しており、スケールアウトに最適な2wayサーバから、最大64プロセッサ/128コアの大規模SMPが可能なサーバまで豊富なラインアップを用意しています。

9000VとHA8500の混在環境を一元管理することはできますか?

国内IT管理ツール市場でトップクラスのシェアを誇るJP1を使用することにより、9000VとHA8500が混在した環境の一元管理が可能となります。下記リンクの事例も合わせてご覧ください。

HA8500どのような点で可用性に優れているでしょうか?

HA8500では以下のようなハードウェアとOSの機能を活用して高可用性を確保しています。

  1. 自己監視・診断・修復機能
    キャッシュ、メモリ、データ・パスのECC保護
    CPU、メモリの動的縮退など
  2. 動的な構成変更への対応
    セル・ボード(CPU、メモリ)
    I/Oカード
    サービス・プロセッサなど
  3. 主要コンポーネントの冗長構成
    電源入力系統の二重化
    キャビネット電源モジュールなど

また、MC/ServiceGuardを使用したクラスタ構成なら、サーバの障害発生時に自動で代替サーバへのアプリケーションおよびデータ移行と再起動が可能となり、迅速に業務を復旧継続することができます。

動作検証、移行検証を支援するプログラムは用意されていますか?

「ハーモニアス・コンピテンスセンター」(東京都港区、以下、HCC)は、お客様のビジネスを実行するシステム基盤となるサービスプラットフォーム上の各種ソフトウェアとハードウェアの総合的なシステム検証および評価をサポートする施設です。研究所スタッフやサーバ、ストレージ、ネットワーク、ミドルウェアなどの専門技術者により、総合的に問題解決を支援いたします。HCCの詳細に関しては下記リンクを参照してください。