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Realitas [レアリタス]

最新号

Vol.24 [2019年3月発行]

Vol.24 [2019年3月発行]

【地球巡礼】野町和嘉の見た世界(6) ブータン

【対談】川淵三郎(日本トップリーグ連携機構会長)

【REAL INNOVATION】対談

【寄稿】おもてなし時代絵巻(3)

【Interview】世紀を超えて旬・人

【アルティザンの魂(6)】絵付け職人・小野多美枝(空女 cu-nyo)

編集後記

一人よりは二人がいい
美的感動をともに味わうために。

 サッカーのスーパープレイは、よく芸術にもたとえられてきた。スター選手の目の覚めるような個人技もさることながら、日本サッカーの緻密なパスワークから繰り出される絶妙なラストパスなど、思わず拍手喝采。これぞ、ビューティフル・ゴール!
 今回、対談にご登場いただいた川淵三郎さんは、W杯の劇的シーンを昨日のことのように語ってくれた。改めて、サッカーの奥深さと世界共通の文化であることを思い知る。そして、川淵さんのサッカーに寄せる情熱は、今なお燃えたぎっていた。
 何かに夢中になるのも、熱くなるのも、感動するのも、「私」でなく、「私たち」でありたい。感動する芝居を見たら、身近な人に話したくなるし、料理だって、一人より二人で食べたほうがおいしい。
 日本画家の千住博さんは、芸術の世界に身をおきながら、ビールと焼き鳥でも美的感動を味わえることも教えてくれた。芸術を堅苦しく考えずに、人と人とのコミュニケーションのなかで、人間らしく生きようというメッセージが強く印象に残った。
 人が感動して泣いてしまうような作品を生きている間につくりたい。そう話してくれたのは、京薩摩の絵付け職人・小野多美枝さん。
 「孤独に陥ってしまった時にこそ、絵を見てほしい、音楽を聴いてほしい」。千住さんの言葉に救われたのは、人と人との関係が希薄になった今を生きる「私」だけではあるまい。芸術はすべての人の心の内にある。

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