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OCRとイメージスキャナ

進路希望アンケートの高速OCR処理により
業務効率向上と戦略的なデータ活用を実現

年間100万人にのぼる高校生に対して、さまざまな大学や専門学校のカリキュラム、将来の職業選択についての進路ガイダンス事業を展開している「株式会社 ライセンスアカデミー」(以下、ライセンスアカデミー)。
その現場では、進路指導や職業選択についての膨大なアンケート帳票の集計・分析が、事業戦略を支える大きな柱となっています。
同社では集計作業のスピード化と精度向上を図るため、日立のイメージングOCR「HT-4138」を導入。
作業負担の大幅な軽減に加え、Excel連携による分析処理の高速化と高付加価値化を実現しています。

膨大なアンケート帳票の処理にOCRを活用

 いま日本では、高校卒業後も進学や就職をしない、いわゆる「ニート」が大きな社会問題となっています。高校の進路指導の現場でも、非正規な職に就くフリーター指向や進路を決められない生徒が増加しており、先生たちの進路指導を困難にしているといわれています。こうしたなか、高校生が自分の未来に希望を見いだし、確かな進路選択ができるよう、高校生と「学びの場」を仲介する「進路相談会」や「進路講演」の企画・運営を事業の柱に成長を続けてきたのがライセンスアカデミーです。

写真:西村 頼子氏
株式会社ライセンスアカデミー
第二教育事業部 部長
西村 頼子氏
写真:佐藤 純子氏
株式会社ライセンスアカデミー
教育事業部 六課 リーダー
佐藤 純子氏

 「当社は1974年の創業以来、全国約500の大学・短期大学、約1,000の専門学校と提携しながら、高校における進路指導、進路研究に貢献してきました。近年では進路情報サイト『進路ナビ』の運営や、各種情報誌・新聞などの制作も含め、年間約100万人の高校生や教育機関を対象とした幅広い事業を展開しています」(第二教育事業部 部長 西村 頼子氏)

 進路相談会や企業説明会を企画・運営するなかで、同社の最も重要な情報源となっているのが、日々全国の高校生から集められる膨大なアンケート用紙です。

 「相談会を開催する前にとらせていただく進路希望や職業別ガイダンスの希望調査票といったマークシートのアンケート用紙が、東京本社だけでも日々4〜5校分、少ない日でも1,000枚は集まってきます。また、多い日は15〜20校分、2,000〜3,000枚以上に及ぶこともあります」(教育事業部 六課 リーダー 佐藤 純子氏)

作業スピードが1/10に短縮

川辺 優氏
株式会社ライセンスアカデミー
教育事業部 一課
川辺 優氏
写真:黒澤 充代氏
株式会社ライセンスアカデミー
教育事業部 四課
黒澤 充代氏

 以前は、手書きで回答された希望調査票を職員が手作業で集計していたとのことですが、事業拡大にともなうアンケート数の激増に集計作業が追いつかなくなったため、数年前にOCRの導入を決断。機能性と処理能力の高さ、デスクトップに置けるコンパクトサイズが評価され、日立イメージングOCR「HT-4138」が2台導入されました。

 「処理スピードは非常に速く、1校分約300枚の帳票読み込みが10分ほどで終わります」と語るのは、教育事業部 一課の川辺 優氏。OCRの導入により、作業スピードは手作業に比べ、一気に約1/10に短縮したそうです。帳票では、高校・クラス名、出席番号、名前などの部分が生徒の手書き文字によるため、乱雑な書き方の場合、多少の読み取りエラーが発生するとのこと。しかし、「あらかじめ手書き部分をチェックし、記入抜けなどをカバーしてからOCRにかけることで精度を向上させる工夫をしています」と、教育事業部 四課の黒澤 充代氏は説明します。これにより、読み取りエラーの修正時間を含めても、「集計時間は以前に比べて70%減、つまり約1/3で終了するようになりました」(西村氏)

事業戦略にも付加価値をもたらす戦力に

 「手作業で集計していたころは、高校に結果を返すまでの時間に余裕がなく、分野別の志望者数などの大まかなデータしか返せませんでした。しかしOCR導入後は、処理結果とExcelを自動連携することで、何年何組のだれが、どのような進路を希望しているか、全体に占める分野別・男女別の割合はどうかといった詳細な一覧表を高校にフィードバックできるようになりました。相談会をコーディネートする際にも、この高校は進学寄りか就職寄りか、また今年の3年生に人気のある学部の傾向はといった講座選定に随時反映できるので、同業他社への差別化を図る意味でも大きな戦力になっています」(佐藤氏)。

 こうして蓄積・分析された情報は、ライセンスアカデミーの事業戦略にも大きな付加価値をもたらしています。「小子化の中で生き残りをかける大学や専門学校のお客さまへ、新たな設置学科のアドバイスや生徒募集のコンサルティングなどを行う際にも大いに役立っています。膨大なアンケート結果から裏付けられた“生の数字”こそが、生徒の意識をリアルに示し、今後の傾向を推し量る重要な指針となるからです」と強調する西村氏。

 現在「HT-4138」は東京本社だけでなく、仙台、名古屋、大阪の各支社にも1台ずつ配備され、日々フル稼働しながら同社の事業を力強く支えています。

 人生の岐路に立つ高校生に多様な選択肢を提示することで、自己実現を図る上での最適な道筋をサポートし続けるライセンスアカデミー。日立はOCRの継続的な機能強化と関連ソリューションの拡充により、同社のビジネス展開をこれからも力強く支援してまいります。

写真:オフィスの一角に設置された日立イメージングOCR「HT-4138」
オフィスの一角に設置された日立イメージングOCR「HT-4138」。説明会が集中する4〜6月は一日中フル稼働するため、より高速な最新機種へのリプレースを予定しているとのこと

今回のシステム導入支援・構築は「株式会社日立システムズ」が担当しました。

[お客様プロフィール] 株式会社ライセンスアカデミー

株式会社ライセンスアカデミー

[本社] 東京都新宿区百人町2-17-24
[代表取締役] 白田 康則
[従業員数] 250名
[事業内容]
進路ガイダンスの計画・実施/留学説明会の計画・実施/進路情報誌の編集・発行/書籍の編集・発行/大学新聞の編集・発行/進路情報サイトの管理・運営
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ソリューション

お問い合わせ

本件に関する詳細など、お問い合わせは下記までご連絡ください。

  • * お問い合わせは株式会社日立情報通信エンジニアリングが承っております。
    上記リンクをクリックすると、株式会社日立情報通信エンジニアリングの「OCRソリューションサービスに関するお問い合わせ」ページへ進みます。

特記事項

  • 2008年12月「はいたっく」掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
  • * 本サイトで紹介しておりますソリューションについてのお問い合わせは株式会社日立情報通信エンジニアリング イメージソリューションセンタ(営業統括本部 販売推進センタ)が承っております。掲載団体への直接のお問い合わせはご遠慮願います。
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