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OCRとイメージスキャナ

化粧品ユーザーの会員登録と
アドバイザースタッフの試験採点に
日立イメージングOCR「HT- 4134」を適用

帳票や伝票を中心に行われている業務データの入力手段として、必要不可欠な存在となっているOCR(光学式文字読取装置)。
従来の紙ベースのスタイルを保ちつつ、さらなる業務効率の向上が期待できるOCRは、幅広い業務分野で活用されています。
今回は、ナチュラルな自然化粧品の販売で注目を集める「シナリー株式会社」が、ユーザー会員の登録業務と、販売アドバイザーの試験採点業務に日立のイメージングOCR「HT-4134」を適用した事例をご紹介します。

「環境革命」を実践するシナリー

 1982年に化粧品卸売業として創業し、2001年からは化粧品メーカーとしての事業展開を開始した「シナリー株式会社」(以下、シナリー)。同社は天然成分で作られた、肌にやさしい自然化粧品を提供し、地球環境にやさしい「環境革命」を企業ポリシーとしています。

写真:田端 誠氏
シナリー株式会社
情報管理部 IT課 チーフ
田端 誠氏

 「当社では、天然成分にこだわり、厳選した原料を使い、お客さまへ安全性の高い化粧品をお届けすることを最大の使命としています。このため、シナリー製品の詳しい内容や、環境への取り組みなどをご理解いただいたうえで製品をお求めいただけるよう、訪問販売という形をとっています」と説明するのは、情報管理部 IT課 チーフの田端 誠氏。 この販売制度を維持するため、シナリーにはグループ企業として約100社の販社(代理店)があり、そこに所属する約1,100名の営業所長と、同社製品を取り扱う約15万人の「アドバイザー」資格を持ったスタッフが、化粧品をエンドユーザーへとお届けしています。

 「しかしこれまで、アドバイザーが製品をお届けしているエンドユーザーさまの数を当社では把握しきれていませんでした。そこで、お客さま1人ひとりへのきめ細かな情報提供などのサービスを充実させるため、2007年9月から会員制を導入したのです。また、当社のポリシーと製品知識を一段と高めていただくため、アドバイザー登録にも試験制度を導入しました。そしてこの試験の採点と、会員登録を行うための業務に日立さんのOCRを適用しようと考えたのです」(田端氏)

2010年末までに50万人の会員登録を予定

 現在シナリーでは、毎月のアドバイザーと会員の新規登録が約2,000名、継続申請処理が約2,000名〜3,000名あるとのことで、販社側で入力され、基幹システムに取り込まれたデータと、実際の記入用紙を照合する作業を本社2名のスタッフが目視で行っています。今後の計画では2010年末までに、50万人の会員登録を目標としているため、月単位では約1万3,800人、毎日の処理が約700件にものぼると予想されています。

 またアドバイザーには3年に1度の継続更新があり、この件数が毎月約5,000件〜7,000件。総合すると、日々1,000件もの処理を行わなければならなくなり、もはや目視による手作業では追いつかないと考えられたのです。

 「そこでOCRシステムの導入を決断し、国内3メーカーのシステムを比較検討した結果、ハードウェアとソフトウェアの機能面、また価格面でも非常にバランスがとれていたのが日立さんのHT-4134でした。省スペース性にも優れていたため、この機種が最良と判断しました」(田端氏)。

 日立イメージングOCR「HT-4134」は、600dpiの高精細イメージ入力、3種類のイメージ情報の同時入力、省エネルギー機能の採用など、豊富な機能を搭載した本格的イメージングOCRです。OCR帳票のレイアウトの自由度を広げる「フリー欄手書き漢字読み取り」や、複数種類の帳票を混在して読み取れる「フォーム識別」、帳票データの重複処理を防ぐ「二重読み取り防止機構」など多彩な機能を搭載し、幅広い業務にお使いいただけます。スクエアな筐体を採用した省スペース性でも評価が高く、オフィスに圧迫感を与えません。

写真:情報管理部のオフィスに設置された「HT-4134」
情報管理部のオフィスに設置された「HT-4134」

アプリケーションと用紙を自社内で開発

山崎 如威氏
シナリー株式会社
情報管理部 IT課 スタッフ
山崎 如威氏

 販社で入力されたデータと、実際の用紙をOCRで読み込ませたデータを自動的に照合するという「会員登録」業務へのOCR適用は、2008年4月から開始される予定です。これに先立ち、まずはアドバイザー登録時に新たに導入されることになった試験用の採点システムが開発されました。これはシナリーの製品知識をはじめとする100問に対する解答を、アドバイザー申請者が専用のマークシート用紙に記入し、本社が一括して採点するというもの。 OCR対応のマークシート用紙と採点アプリケーションは、シナリーの情報管理部 IT課スタッフの山崎 如威氏が、みずから開発しました。

 「システム内容は、返送されたマークシート用紙をOCRで読み込み、そのデータを採点アプリケーションに取り込んだ後、合否のフラグを立て、基幹システムのデータベースへ送るという仕組みです。非常にシンプルな構造なので、製品付属のマニュアルを読み、サンプル帳票をベースとすることで、約1週間で完成させることができました」(山崎氏)。

 現在開発を進めている会員登録用のアプリケーションやOCR用紙についても山崎氏は、「今度は手書き文字を読み込むので、マークシートのシステムとは少し勝手が違います。しかしマニュアルを徹底的に読み込み、日立の担当者さんにも支援していただいたことで、なんとかサンプル帳票の開発にまでこぎつけました」と語ります。田端氏も、「現在はこのサンプル用紙を全国の販社長さんや営業所長さんにお渡しし、実際に記入しながら評価していただいている最中です。この流れでいけば、予定どおり4月から本格導入を開始できるでしょう」と笑顔を見せます。

写真:自社内で開発した試験用マークシート用紙
自社内で開発した試験用マークシート用紙

より幅広い業務への適用を構想

 アドバイザー試験の採点作業を通して、「HT-4134」の処理スピードと認識率の高さに驚いたと語る山崎氏は、「今後、試験の採点と会員登録という2つの業務を並行的に処理しても、パフォーマンスに不安はないと考えています」と語ります。

 会員登録業務のスタート後は、専属で処理業務を行っているスタッフの業務負荷軽減やデータ品質の向上が図られるものと期待されていますが、田端氏はさらに「契約書をはじめとする紙ベースの書類も、順次OCR対応に変更していきたいですね」と、将来の業務拡張への強い意欲を語ります。

 今後も日立は、イメージングOCRを適用した業務効率の向上と、積極的なビジネス展開を図るシナリーの活躍を、OCRの継続的な機能強化と関連ソリューションの拡充によって、力強くバックアップしてまいります。

写真:シナリー化粧品

写真:ビューティーガーデン
本社1階にあるビューティーガーデンでは、ビューティーアドバイザーによるメイクと、シナリー化粧品を使ったハンドマッサージが行われている。

[お客様プロフィール] シナリー株式会社

シナリー株式会社

[本社] 東京都品川区上大崎2-11-13
[代表取締役] 清水 明弘
[資本金] 50,000,000円
[事業内容] 植物系自然化粧品の製造・販売
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ソリューション

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  • * お問い合わせは株式会社日立情報通信エンジニアリングが承っております。
    上記リンクをクリックすると、株式会社日立情報通信エンジニアリングの「OCRソリューションサービスに関するお問い合わせ」ページへ進みます。

特記事項

  • 2008年3月「はいたっく」掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
  • * 本サイトで紹介しておりますソリューションについてのお問い合わせは株式会社日立情報通信エンジニアリング イメージソリューションセンタ(営業統括本部 販売推進センタ)が承っております。掲載団体への直接のお問い合わせはご遠慮願います。
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