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ネットワーク

ニュースリリース

2008年5月8日

「IP&モバイル」で業務効率向上・コスト削減
日立IP-PBX「NETTOWER MX900IP」を発売

W-VPN対応ラインキー付き卓上型PHS端末/無線LANアクセスポイントをラインアップ化

製品の写真

株式会社 日立コミュニケーションテクノロジー(取締役社長:宮野 吉彦)は、「ビジネスクラスVoIPソリューションパッケージVoxiP(ボクシップ)*1」の中小規模事業所向けテレフォニーシステムとして「NETTOWER MX900IP」を製品化し、5月8日から発売します。

*1
VoxiPは、株式会社 日立製作所が提供する「通信・情報システム融合ソリューションCommuniMax」に基づくソリューションパッケージです。

「NETTOWER MX900IP」は、2005年9月発売以来ご好評をいただいている「MX300IP」の後継機として、このたびアーキテクチャを一新し、従来の電話端末とソフトフォンの機能を融合させた「PC連携」機能や「ひかり電話オフィスタイプ」のインタフェースを内蔵し、機能の充実を図りました。

また、端末としてウィルコムのW-VPNに対応したラインキー付き卓上PHS「PHS-30DA」と無線IP電話システムが最適に構築できる無線LANアクセスポイント「NR1000シリーズ」を同時に発売します。通信コストの削減、オフィスワークの効率化、将来性を見据えたネットワークの構築など、お客さまの目的に応じた通信サービスの導入やIPテレフォニーによる業務効率の向上をしっかりとサポートします。

今回発売する「MX900IP」は、「NETTOWERシリーズ」として新たにラインアップに追加し、上位機種である「CX9000IP」や「IPTOWER-SP」とのネットワーク接続、多機能電話機や構内PHS用アンテナなどの共用が可能です。「MX900IP」を導入すれば、電話機などの有効活用が図れ、設備投資を抑えつつ、企業の成長、業務形態の変革に合わせたテレフォニーシステムをご利用していただくことができます。また、既存の設備・資産を有効に活用しつつ将来のIP化も可能となり、ワークスタイルに合わせた柔軟なテレフォニーシステムの構築が可能となります。

NETTOWER MX900IPの主な特長

1.IP&モバイルソリューションによる業務効率向上

  1. PC連携機能の強化
    IP多機能電話機の他に一般電話機、多機能電話機、PHS端末とPCの連携が可能です。PCで管理している電子電話帳からの発信やアプリケーションの共有、Webカメラを使用した簡易テレビ電話など従来端末からでもIP端末同様の操作性や業務効率の向上が図れます。
  2. W-VPN連携
    「MX900IP」とウィルコムのネットワークを専用回線で接続すれば、登録したPHSの内線番号で通話できます。社員が外出していても内線番号で発着信できるため、かけ直しの手間が省けます。また、通話が定額であり、通信コストも削減できます。本サービスは、今回発売するラインキー付き卓上PHS「PHS-30DA」でも利用できます。
  3. FOMA®、au連携
    中小規模拠点において無線LAN携帯デュアル端末の利用が可能です。また、ネットワークで接続すれば出張先の支店や営業所に行っても社内の内線番号で通話でき、外出時には携帯電話として利用できます。内線エリアから外れた時は自動的に携帯番号に転送することができるため、社内・社外を意識する必要がありません。端末としては、無線LANに対応したNTTドコモのFOMA「N902iL」や、KDDIのau端末を利用できます。

2.IPテレフォニーによるコスト削減

  1. ひかり電話オフィスタイプ接続
    中小規模拠点に適したIP電話サービス「ひかり電話オフィスタイプ」をアダプターなしで接続できます。さらに電話番号はそのままで、料金がお得であるひかり電話サービスを利用できます。
  2. 拠点間内線統合(簡易専用線)
    通信事業者が提供するIP電話サービスなどの回線を利用し、「MX900IP」を導入した事業所間の内線発着信が可能です。専用線の回線契約をしなくても、専用線発信と同様の発信操作でダイヤルされた別事業所の内線電話機を直接呼び出し、事業所間の回線費用を削減することが可能です。着信側内線が多機能電話機やPHSのような発信者番号表示機能を備えた端末の場合は、発信者番号(内線番号)を表示することも可能で、PHSローミングにも対応しています。

3.ラインキー付き卓上PHS「PHS-30DA」

  1. W-VPN対応
    「PHS-30DA」は、ウィルコムのW-VPNに対応しています。サテライトオフィスのように端末の設置台数が少ない拠点や短期間のみ電話機の設置が必要となる施設において、内線網を素早く簡単に構築することができます。テレワーカーにも最適です。
  2. お気に入りのデザインをプリントできるパネル
    お気に入りの写真や色、柄などをホワイトパネルにプリントすることで、オフィスやデスクトップのイメージに合わせたコーディネートが楽しめます。
  3. 7色のLCDで着信をお知らせ
    電話帳のグループ毎に、着信バックライトの色を7色(赤、青、緑、黄、水色、紫、白)の中から選択できます。お得意さまからの着信は青色、一般の外線着信は赤色に点灯というように、着信表示ランプの色でかけてきた相手を識別することができるのでスムーズな対応が可能になります。
  4. 配線不要でレイアウト変更が簡単、ハンズフリー対応
    配線が不要であるため、オフィスでレイアウトの変更があっても柔軟に対応することができます。座席を固定しないフリーアドレススタイルのオフィスに最適です。また、ハンズフリー対応であり、どこでも簡易な音声会議が行えます。

4.無線IP電話システムに最適な無線LANアクセスポイント「NR1000シリーズ」

コントローラが不要で、小規模から大規模な無線IP電話システムまで対応可能な無線LANアクセスポイントです。無線区間で音声を優先とする「QoS制御機能」や通話数増加による音質劣化を防ぐ「接続制御機能」など、無線IP電話システムに最適な機能を搭載しています。また、アクセスポイント間の中継が可能なリピーター機能もあり、有線LANの延長も配線工事なしで可能となります。

5.新多機能電話機

  1. お気に入りのデザインをプリントできるパネル
    お気に入りの写真や色、柄などをホワイトパネルにプリントすることで、オフィスやデスクトップのイメージに合わせたコーディネートが楽しめます。また、標準色のメタリックローズシルバーのほかに、2色(メタリックパープル、ブライトゴールド)のカラーパネルも用意しています。
  2. 着信表示ランプ7色化
    電話帳のグループごとに、着信ランプの色を7色(赤、青、緑、黄、水色、紫、白)の中から選択できます。お得意さまからの着信は青色、一般の外線着信は赤色に点灯というように、着信表示ランプの色でかけてきた相手を識別することができるのでスムーズな対応が可能になります。
  3. SDメモリカード対応
    多機能電話機にSDメモリカードのスロットを持たせました。多機能電話機の電話帳をSDメモリカードに記憶させてほかの多機能電話機にコピーしたり、携帯電話機の電話帳をPCで編集してSDメモリカードを介して多機能電話機にコピーできます。
  4. 環境に配慮した機能
    一定時間操作がないときは、バックライトやフリーファンクションキーのランプを自動的に消灯し、夜間や休日などの消費電力を抑えます。

6.環境対応

日立グループは、持続可能な環境型適合社会への貢献をテーマとして省エネルギー・省資源・地球温暖化防止や化学物質削減など、環境負荷を低減する製品・サービスを幅広く提供しています。

  1. 環境適合製品
    環境負荷を小さくするため1999年から「環境適合設計アセスメント」を導入し、減量化、長期使用性、再生資源化、分解・処理容易性など8項目で評価し、一定のレベルにある製品を「環境適合製品」として「eco」マークをつけています。「MX900IP」も「環境適合製品」に位置づけています。
  2. RoHS規制
    「MX900IP」は国際規制であるRoHS規制に対応しています。(但し、バッテリ、LINE回路、電話機など一部を除く。)

関連情報

販売計画

年間15,000セット

価格および発売、出荷時期

機種 システム価格(予定) 発売時期 出荷時期
日立IP-PBX
「NETTOWER MX900IP」
定価:315万円〜
(税抜き300万円〜)
<構成>
アナログ局線10回線、INS64局線2回線、アナログ内線4台、多機能電話機20台、PHS接続装置6台、PHS端末20台、(オプション、一般電話機、周辺機器費、SE費、工事・保守費を含まず)
2008年5月8日 2008年5月20日
(PHS-30DAの出荷時期は2008年7月20日)

他社商品名称に関する表示

「FOMA」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
「au」はKDDI株式会社の商標または登録商標です。
「ひかり電話オフィスタイプ」は東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社のサービスです。
「W-VPN」は株式会社ウィルコムの商標です。

製品についてのお問い合わせ先

株式会社 日立コミュニケーションテクノロジー
IPネットワーク事業センタ 製品企画グループ [担当:酒井]
〒140-0013 東京都品川区南大井六丁目26番3号大森ベルポートD館
電話:03-6404-1271(直通)

報道機関お問い合わせ先

株式会社 日立コミュニケーションテクノロジー
コーポレートサポート室 ビジネスサポート部 [担当:早川]
〒140-0013 東京都品川区南大井六丁目26番3号 大森ベルポートD館
電話:03-6404-1232(直通)

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