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通信・ネットワーク

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大阪・東京間の編集会議や意思決定の迅速化に寄与する
日立ビジュアルコミュニケーションWooolive

時々刻々と新たなニュースを紙面に反映させなければならない新聞報道の現場では、全国に展開されている拠点間でのリアルタイムな情報共有や意思決定の迅速化が重要な課題となっています。
そこで、2009年に大阪・西部・名古屋の3社が合併して発足した株式会社 日刊スポーツ新聞西日本(以下、日刊スポーツ新聞西日本)では、東京・北海道も含めた全国5本社(東京は株式会社 日刊スポーツ新聞社、北海道は株式会社 北海道日刊スポーツ新聞社)を高品質な映像と音声でつなぐ日立ビジュアルコミュニケーションWoooliveを導入。
オンデマンドに編集会議や経営会議を開催できる環境を整備し、業務効率の向上と経営判断の迅速化に加え、出張費用と移動時間の大幅な削減に成功しました。

課題・目的

画面の美しさと遅延のない音声が決め手に

三笠 哲也 氏
編集センター
メディア戦略グループ
三笠 哲也 氏

島 洋 氏
役員待遇
生産設備・システム担当
兼 経営戦略室長
島 洋 氏

東京・大阪・西部・北海道・名古屋の5本社を拠点に、日本全国をカバーする取材体制を敷いている日刊スポーツ。全国166万部の発行部数はスポーツ新聞トップクラスであり、週700万PV(トップページ)を誇る国内有数のスポーツ情報サイト「nikkansports.com」でも24時間体制で多彩なスポーツ&エンターテインメント情報が発信されています。

「2009年4月に大阪本社、西部本社、名古屋本社の3社が合併して誕生した日刊スポーツ新聞西日本では、カバー範囲が西日本全域に広がりました。このため、営業部門の意思統一や情報共有、大阪と東京に分かれて紙面づくりを行っている編集部門の紙面検討など、1対1ではないN対Nのコミュニケーション手段の確保が急務の課題となりました。あわせて、出張時の移動時間やコスト低減も図れるツールとして、テレビ会議システムの導入検討をスタートさせたのです」と語るのは、編集センター メディア戦略グループの三笠 哲也氏です。

当初、日刊スポーツ新聞西日本では業界シェア上位の海外ベンダー1社と国内ベンダー1社のシステムで最終検討を進めていました。しかし役員会決定を行う1週間前になり、急遽、株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、NTTドコモ)と株式会社 日立ソリューションズが協力して提案したWoooliveが「新たな候補として再検討の対象となりました」と振り返るのは、生産設備・システム担当 兼 経営戦略室長の島 洋氏です。

「最後の最後という段階で、とにかく一度Woooliveも試してみようということになりました。すると、これまで検討していた他社製に比べ、画面がきわめて美しく、音の遅延もないことに驚きました。画面の動きと音声が同時に伝わってきたのはWoooliveだけで、まるでその場で会議をしているようなリアルな臨場感が得られたのです。PCや携帯電話からも会議に参加できたり、アプリケーション連携が行える拡張性も気に入りました。これらの総合力が決め手となり、一気に形勢が逆転したのです」と島氏は語ります。

導入コストを上回る出張コストの削減を達成

石橋 聡一 氏
役員待遇
総務センター長
石橋 聡一 氏

高画質と高音質にこだわったWoooliveは、互いの表情や資料が細部まで見える最大1,280×720画素のHD画質に対応。エラー耐性が強い映像コーデックH.264/SVCにより、回線状況にかかわらず乱れのない映像・音声が送受信できるのが特長です。専用機を配置した拠点からだけでなく、外出先のモバイルPCや携帯電話からもテレビ会議に参加でき、場所や状況を選ばないシームレスなコミュニケーションを実現することが可能です。

日刊スポーツは、大阪・西部・名古屋・東京の各拠点にWoooliveの専用機「セットトップ100B」と大型ディスプレイを配備。VPN*回線がない北海道には、PC用のソフトウェア「デスクトップ」とVPNモバイルカード(NTTドコモ回線)で接続環境を整備しました。

現在メインとなっている会議用途では、大阪・西部・名古屋間の「広告営業会議」や「販売営業会議」「総務会議」、大阪・東京間の「メディア会議」などでWoooliveが頻繁に利用されています。

Woooliveを設置した会議室の使用状況はグループウェア上からいつでも確認でき、その場で会議室の予約を入れることもできます。このため、利用頻度は着実に向上し、拠点間の距離を超えたリアルタイムな情報共有と意思決定の迅速化に大きな効果を上げています。

「予約済みの定例会議だけでなく、突発的な打ち合わせでもすぐに利用できる機動性の高さがうれしいですね」と語るのは、総務センター長の石橋 聡一氏です。

「この冬、中国・九州地域を中心に記録的な豪雪となった際、現地の新聞輸送の担当者と代替ルートなどの打ち合わせを行うことになりました。急遽、双方の会議室にメンバーを招集し、わずか数分で対応策の検討に入ったわけですが、テレビ会議だと互いの表情や地図を見ながら細かな内容を確認し合え、改めてこれは便利なシステムだなと実感しました」と石橋氏は語ります。

出張頻度の低減によって移動時間やコストも激減しました。「大阪から東京や九州へ出張すると、往復だけで6時間はかかります。重要な会議は仕方ありませんが、ほとんどの場合はWoooliveによる会議で十分に事足りるため、キーマン不在による業務停滞の心配がなくなりました。また1年目にして、Woooliveの導入コストを上回る出張コストの削減目標をクリアできたことにも感謝しています」と三笠氏は笑顔で語ります。

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VPN:Virtual Private Network

大阪・東京を結んだ編集会議へも適用

通常会議や打ち合わせなどの用途に加えて、2011年4月からは大阪・東京を結んだ編集会議への適用もスタートします。

「日刊スポーツでは東京と大阪、2つの編集局でそれぞれ独自の紙面づくりを行っていますが、お客さまへ質と鮮度の高いニュースを提供するためには東京と大阪の編集局どうしの密接な情報共有と意思統一が欠かせません。一部紙面の共有を図ったり、他紙と比較した反省会などを行う際も、写真を含めたレイアウトのイメージを相互に確認しながら進める方が、ミスやロスがなくなり効率的です。新聞の小さな活字でも高精細に表示できるWoooliveは、そういった編集用途でも大変有用なツールになっていくでしょう」と石橋氏は語ります。

大阪本社では会議室のほか、編集局のフロア中央にも大型ディスプレイ2台を並べたセットトップが配備されており、4月以降は東京編集局との間を24時間つなげる運用が予定されています。これにより、通常の編集会議に限らず、いつ突発的な事態が起こっても、すぐに相互の意思疎通が図れる環境が整備されることになり、従来以上に機動力のある編集作業が実現できると期待されています。

また、新聞編集システムや新聞製作システムなどのアプリケーション共有も「検討課題の1つ」(島氏)とされており、今後はモバイルカードによるPC端末からの本格的な会議参加や、携帯電話による現場からの状況報告などでも、Woooliveの幅広い機能性が生かされるシーンが増えてくるはずです。

Woooliveを使ったテレビ会議の様子
Woooliveを使ったテレビ会議の様子

業務運営に欠かせない情報基盤の1つに

Woooliveの導入をトータルに支援したNTTドコモと日立に対して三笠氏は、「大阪だけでなく各拠点にまで出向いていただいたおかげで、スムーズに本稼働を果たすことができました。当社側の手違いなどで起こったトラブルにもすぐに駆けつけてくださるなど、サポート体制は完ぺきです」と高く評価。また、「Woooliveは定期的なバージョンアップによって陳腐化しないシステムであることも魅力の1つと聞いています。これからも継続的な機能拡張を図っていただければうれしいですね」と期待を寄せます。

島氏も、「当社の中でも最初は“テレビ会議なんて本当に使えるの?”という意見を持つ幹部が少なくありませんでした。しかし一度Woooliveを使ってみると“なんだ、便利じゃないの”という評価に変わり、今では業務運営に欠かせない情報基盤の1つになっています。今後さらに全国の拠点で活用が進めば、それぞれの文化圏に根ざした発想や情報の交換が促進され、新聞だけでなく電子メディアなどへの対応力でも他社に先駆けた新しいアイデアやビジネスモデルが生まれてくる可能性があります」と語ります。

スポーツ新聞のリーディングペーパーとして、常に時代の変化を敏感にとらえた紙面づくりと質の高いコンテンツで多くの読者を獲得してきた日刊スポーツ。電子メディアの分野でも業界の先頭を走るその積極果敢な挑戦を、これからも日立はWoooliveと関連ソリューションの強化・拡充により支援していきます。

お客さまプロフィール

株式会社 日刊スポーツ新聞西日本

日刊スポーツ新聞西日本 ロゴマーク

[所在地] 大阪府大阪市福島区福島3-14-24 阪神ダイヤビル
[設立] 1956年3月
[資本金] 9,800万円
[従業員数] 330名

2011年4月から、日刊スポーツがパワーアップします。地デジ元年を見据え、テレビ欄がワイドに、文字が大きくなり、どこよりも読みやすい紙面になります。さらにプロゴルファー 石川 遼の恩師である前杉並学院監督 吉岡 徹治さんのゴルフレッスンを新連載。大阪版では名物記者 高原 寿夫記者とスポーツライター 内匠 宏幸さんの阪神Wコラムで読み応え十分!日刊スポーツに、ぜひご期待ください。

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