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Hitachi IoT Platform Magazine

全ビジネスデータ「超」活用時代のストレージを創れ

第1回 進化したストレージがビジネスを変える

「Hitachi Virtual Storage Platform G100」から「Hitachi Virtual Storage Platform G800」までスケーラブルなラインナップで登場した、日立のミッドレンジストレージ。お客さまのビジネスにイノベーションを起こす、この新製品の開発ストーリーを関係者の皆さんにお聞きします。

第1回目は、ミッドレンジに求められる先進機能について製品企画ご担当のお二人に話を伺いました。


前田さん(左)と加納さん(右)

──さっそくですが、今回の新製品の狙いについて教えてください。

加納 最近は多くの企業で取り扱うデータ量が急激に増え、管理業務も追いつかないような状況になっています。また、データを蓄積することから利活用したい、という声がお客さまから聞こえてくるようになってきました。変動する需要に対してリソース配分を最適化したいですとか、ビジネスステージに合わせた投資効率の最適化をしたいなど、お客さまのストレージに対する要求が高まってきたと感じています。
そうした世の中の動きに合わせて発表したのが、エンタープライズの高機能をミッドレンジでも活用できるようにした今回の製品です。日立のエンタープライズ・ストレージは海外でも数多くの実績があります。その高信頼・高性能の機能性を搭載し、上位から下位まで統一のプラットフォームで運用を容易にし、ミッドレンジのお客さまに手軽に活用していただけるようにしました。

──ミッドレンジのお客さまもハイエンド並の高機能を求めるようになってきたのはどうしてでしょうか?

加納 データの重要性は益々増し、データ資産の有効活用などを考えるようになり、エンタープライズの仮想化機能も必要だと感じられているからだと思います。

──そうした高機能がミッドレンジに搭載できたのはどうしてですか?

加納 日立はお客さまのニーズに迅速に柔軟に対応していくためにオープン化を進めてきました。エンタープライズのお客さまのミッションクリティカルなニーズのものは今後も残りますが、汎用化できるテクノロジーを使うことで、コストを下げることができます。クラウドの普及などで、コストコンシャスなお客さまが増えてきました。そうしたお客さまの「ハイエンドの機能をミッドレンジでも使いたい」という声に応えたのが今回の製品です。

──汎用化できるテクノロジーとはどのようなものですか?

加納 従来、高信頼・高性能のストレージを作るためには、専用のハードウェアを使ってきましたが、今はCPUの性能が上がってきたことで、汎用的なIAアーキテクチャやOSでかなりの性能が出せるようになってきました。

──ソフトウェア・デファインドは、業界全体の大きな流れにもなっていますよね。

前田 たしかに、ソフトウェア・デファインドの動きは最近注目されていますが、実は日立では2004年から独自の研究開発を始め、マルチベンダー環境での運用管理を統一しました。これはソフトウェア・デファインドの先駆けだと言えます。昨年4月に発表したHitachi Virtual Storage Platform G1000では、装置全体を仮想化する先進のストレージソリューションを提供しています。時代が日立に追いついたとも言えます。

──さきほど、お客さまはコストコンシャスになってきたと言われましたが、価格面からクラウドを使いたいというユーザーも増えているのではないですか?

加納 たしかにAWSなどのクラウドは、手軽で使いやすいと思います。一方で、エンタープライズなどミッション・クリティカルな機能やセキュリティ対策や障害時からの迅速な復旧サポートなどが必要な企業は信頼性の高いストレージが必要になります。今後は企業規模ではなく、用途に応じた棲み分け、使い分けが進むと思います。

前田 クラウドの主たるニーズは運用管理を楽にしたいというお客さまのニーズだと捉えています。企業クラウドであれば信頼性の追求が重要です。今回の新製品も二重化や装置の隠蔽化によって運用管理を容易にしており、クラウドで活用する場合にも最適なシステムだとも言えます。さらに、VMWareの運用管理もできるようにするなど、オープンかつ先進性のある製品です。

──企業の規模ではなくて、ミッションクリティカルな使い方が必要かどうかなどで、必要な機能が変わってくるということですね。

加納 ストレージの場合、特定の業種や業務に限定されることはありません。海外ではFortune100の大手企業ユーザーに加え、チャネル経由で中小のお客さまにも使っていただいています。業種はファイナンスや製造など、多岐にわたります。

前田 仰るとおりです。お客さまのニーズをお伺いして、コスト削減を考慮する場合や多少コストがかかっても信頼性を高める場合に応じて最適なソリューションをご提案します。

加納 海外のお客さまは、割り切って低コストシステムを使われる場合もありますが、国内のお客さまは重要なデータを運用管理するため、品質にこだわります。

──ミッションクリティカルな使い方に対応する信頼性を高めるために、どのようなことを心掛けていらっしゃいますか?

前田 ストレージのアーキテクチャには、ハードウェアでコントロールする方式とソフトウェアでコントロールする方式があります。ソフトウェアでオープン対応しようとすると、高可用性や信頼性をシステムで担保しなくてはならず、コスト増に繋がる懸念があります。日立は単一的な信頼性向上のため、ハードウェアでコントロールしています。

加納 他社はエンタープライズとそれ以外の機種でアーキテクチャが変わってしまうのですが、日立はエンタープライズアレイの信頼性や特徴をそのままミッドレンジに移行していますし、二重化も行ってデータの信頼性を高めています。ここが日立のストレージの大きな特徴となります。

──先進的な製品だと言えますね。

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