世界に誇る技術は、このワークスタイルから生まれていた!
従業員の働きやすさを、とことん追求して設計された横浜事業所。さまざまな角度から、働きやすさの秘訣を探っていく本企画。
第2回目は、食の面から従業員の健康を支えている、社員食堂に関するお話を伺いました!
さて、守衛さんにしっかりと守られている入口を通過し、いよいよフロア内へ潜入!腹が減っては何とやら、ということで、まずは社員食堂へやってきました。
1階と2階が吹き抜けになっていて、とても開放的な社員食堂。窓から降り注ぐ自然光に癒されます。 この社員食堂は、楽しく食事ができるだけでなく、コミュニケーションを深め、リラックスできる空間になるよう綿密に設計されているとのことで、全国にある日立の事業所の中でも群を抜いて満足度の高い社員食堂だそうです。
テラス席や、みんなでワイワイできそうなソファー席、1人でも気軽に食べられるカウンター席など、1,100席ほどありました。
そんな社員食堂なら、メニューもいろいろ工夫されているはず!
さっそく、食堂の責任者である鈴木さんと、管理栄養士の永田さんにお話を伺ってみました。
管理栄養士の永田さん(左)、責任者の鈴木さん(右)
ランチや丼ものなどのメニューは全部で20種類、栄養小鉢は25種類ほどあるそうで、小鉢にはすべて栄養素が表記。不足している栄養素を自分で選べるように工夫されていました。
「自分の体に必要な食事を、自分で選べるようになってほしい」という気持ちから、これらの取り組みがされているそうです。こんなふうに、食の面から従業員の健康を見守ってくれる人がいるのは嬉しいですね。 でも、どの栄養素を取ったらいいのかわからない・・・なんていう場合もありますよね。そんなときは、これを食べておけば栄養が偏る心配なし!というメニューが用意されているので安心です。
カラダよろこぶメニュー。日替わりで2種類ずつ用意されていて栄養バランス満点。
さらに、社員食堂の一角にはヘルスアップコーナーが設置されていて、週に1度、管理栄養士の永田さんが健康をチェックしてくれます。社員食堂で食べた過去3か月分のメニューが社員カードに記録されていて、その情報をもとに栄養バランスや健康面の指導をしてくれるのだとか。
こちら、学生時代はスポーツに励んでいた、カレー大好き30代女子。
ランチはガッツリ系ばかり食べていた結果・・・
塩分、脂質がドーン!栄養価が見事に青色の基準値をオーバーしていました。
3か月分の食事リストを、まじまじと見つめる永田さん。
このあと、体組成計で体重、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベルなどを測定してもらい、食事の改善をすることを永田さんとお約束していました。
これまで永田さんが栄養指導した従業員の中には、2年間、毎週かかさず指導を受けられた30代の男性がいたそうです。初めは肥満体型だったようですが、2年間で体重を10キロ以上落とし、筋肉質体型になられたとか。「好きなものだけを食べる」という食習慣から、「自分の体に必要なものを食べる」ように改善して、指導を卒業されました。食事を選ぶ目を養うことって、とても重要なのですね。
測定してすぐに結果がわかるので、多くの従業員が仕事の合間に参加されているようです。健康意識が向上するイベントですね。
従業員がいきいきと働くには、健康な体と心があってこそ。
この社員食堂は、健康な体をつくる場として、時にリラックスする場として、とても充実した環境になっています。働きやすさは、こうした環境からも生まれるのですね。
◆次回は、健康管理センタへ潜入!今回に引き続き、健康増進の取り組みについてお伺いしたいと思います。