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健康増進サービスで活用している中之条研究って何?

10年以上にわたって、5,000人以上を対象に実施された身体活動の研究です。

老若男女を問わず、ウォーキングによる健康増進は、いまや日常の光景となっています。しかし、「ウォーキング」と一言で言っても、どの程度の速さでどのくらいの時間歩けばどのような効果があるのか、それは近年まではっきりとはわかりませんでした。
中之条研究は、健康増進・疾病予防に必要な身体活動を調査するために、東京都健康長寿医療センター研究所の青蜊K利博士によって2000年から10年以上にわたって実施されている研究です。この研究によって、活動量と疾病予防の相関関係が解明されました。


画像:調査地域
 

調査対象と調査方法
群馬県吾妻郡中之条町の65歳以上の住民約5,000人を対象に、アンケート、健康診査、遺伝子解析、活動量計による調査などを実施しています。
成果
この調査で得られた膨大なデータを分析した結果、高血圧やメタボリックシンドロームなどの疾病の予防には、日常的な活動の量(歩数)と中強度の活動時間(早歩きの時間)が関係していることがわかりました。これをグラフにしたものが、中強度運動量グラフです。 中強度運動量グラフでは、縦軸に1日の中強度の活動時間(分)を、横軸に1日の歩数(歩)を取ります。活動量が多ければ多いほど、グラフ上では右上に移動し、予防できる疾病の種類が増えていきます。つまり、中強度運動量グラフから、特定の疾病を予防するために必要な活動量が明らかになります。


画像:期待される効果の例
 

疾病を予防することで、医療費や介護費の抑制も期待できます。対象者の5%が1日に2,000歩、早歩きの時間が5〜10分増加すると仮定したシミュレーションでは、年間で6,500万円の医療費(介護保険および国民健康保険が負担する合計)が削減できると算出されています*1

*1
対象5,200人。一人あたり12,500円/年の医療費削減効果。

青蜊K利・東京都健康長寿医療センター研究所:中之条研究