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Hitachi

ヘルスケアITソリューション医療機関・健診機関・健保向けソリューション

2016年3月31日

「匿名バンク」が秘匿情報管理サービスとして一新
医療・臨床研究情報の共有・公開やマイナンバーの安全な保管などに活用可能


株式会社日立製作所は、個人情報を活用したセキュアなサービスを実現する「匿名バンク」を秘匿情報管理サービスとしてラインアップを一新し、大規模かつ高セキュリティな個人情報管理に対応しました。

「匿名バンク」は、個人情報を取り扱うサービスや事業を安全・安心に実現したい事業者に対し、セキュアな情報管理基盤を提供するサービスです。そのサービスラインアップは、個人特定情報(氏名など個人を識別できる情報)を検索可能暗号化技術で暗号化してお預かりする検索可能暗号化情報管理サービスと、機微情報を匿名化してお預かりする匿名化情報管理サービスで構成されています(図1)。このたび、検索可能暗号化情報管理サービスの能力向上を図り、従来よりも大規模な個人情報管理にも対応できるようになりました。これにより、高セキュリティが要求される医療・臨床研究情報の共有・公開やマイナンバーの安全な保管など、幅広い用途での活用が可能となります。

画像:秘匿情報管理サービス「匿名バンク」
図1:秘匿情報管理サービス「匿名バンク」

近年、ビッグデータ利活用の盛り上がりとともに、プライバシー保護の問題が取り沙汰されています。個人情報の取り扱いにあたっては、情報漏えい対策など特に高いセキュリティ性が必要であり、慎重な利用が叫ばれています。しかし一方で、個人情報保護に配慮しつつも、パーソナルデータの利活用をめざした取り組みが年々増加しています。このため、データの匿名化や暗号化の必要性が高まっていますが、一般的な暗号化方式では、データ利活用のためにデータの検索・照合を行う際に暗号化したデータをクラウド上で復号する必要があり、セキュリティ性に問題がありました。これに対し、日立の検索可能暗号化技術は、データセンターに情報の内容が分からない形で検索処理を行うことが可能な技術となっており、AES(*1)レベルの暗号強度に加え、データ抽出や頻度解析に耐えられるような暗号化方式を採用しています。これにより、情報漏えいリスクの大幅な低減を実現することができました。また、暗号化データは平文よりも検索・照合に時間がかかるという課題があり、数万人規模のシステムへの導入にとどまっていましたが、今回、インデックス機能を実装することにより、100万人規模のデータであっても従来と同等の処理速度を確保することができました。この機能強化によって、医療・臨床研究情報の共有・公開、マイナンバーの安全な管理、各種行政手続きへの利用など、大規模な個人情報管理およびそれを利用したサービスへの対応が可能となりました。

*1
Advanced Encryption Standard:米国の国立標準技術研究所によって制定された暗号化規格

匿名バンクの特長

(1)匿名化

個人や顧客のさまざまな情報を、個人が特定できない形式で管理します。匿名化して情報を管理することで、情報漏えいリスクを低減します。

(2)検索可能暗号化

高セキュリティと高速性を両立した日立独自の検索可能暗号化技術を採用。データセンターに内容が分からない形で情報を保管した上で、検索処理を行うことが可能です。

(3)同意情報管理

同意情報(インフォームド・コンセント)に連動した情報管理機能を搭載。同意情報に基づいた匿名情報の活用が実現できます。

(4)業務アプリ構築実績

検索可能暗号技術と匿名情報管理技術を融合した業務アプリケーションの構築において、国立研究機関から民間サービスまで幅広い分野での実績があります。

また、帳票管理サービス「EUR」、文章管理ソリューション「活文 Report manager」、モバイルWebアプリケーション実行基盤「快作モバイル+」を「匿名バンク」に対応させることで、幅広い業務への対応を可能としています。加えて、Web API機能を通じて個別システムとの連携も可能であるため、セキュリティ性を担保したい場合に容易にシステム構築可能です。今後も、「匿名バンク」をベースとした高セキュリティな情報管理を背景としたさまざまなニーズに応え、安全・安心な社会インフラの構築に貢献していきます。

「匿名バンク」のウェブサイト

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
情報営業統括本部 サービス営業推進本部 ヘルスケア営業第2部
〒140-8573 東京都品川区南大井六丁目26番2号 大森ベルポートB館
TEL:03-5471-2572

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