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ヘルスケアITソリューション医療機関・健診機関・健保向けソリューション

画像:ヘルスケアデータ利活用の取り組み

ビジョン

誰もが健康で安心・安全に暮らせる社会に向けて

近年、先進国を中心に医療費の増加が大きな社会課題となっています。医療分野の高度化と効率化の両立による、医療の質や患者の利便性の向上、臨床研究などの研究開発の推進、社会保障コストの適正化が求められており、ヘルスケア分野のデジタル基盤の構築とその利活用に期待が集まっています。

しかし、医療機関には電子カルテを始めとする膨大なデータが存在するものの、病院や施設ごとに異なる形式で保存されているなど、データ利活用を想定したものとはなっていません。また、個別化医療の実現には過去データの解析が必要ですが、現状では総合的に解析できる環境が整っているとは言えません。病院間や地域といった従来の枠を超えた診療情報の共有化には、データの標準化やデータ統合の仕組みが必要です。

日立では、このような課題を解決しヘルスケアデータの利活用を促進する、標準的な診療情報交換規格に準拠したヘルスケア分野のデジタル基盤整備に取り組んでいます。

将来、新たなヘルスケアサービスの提供によるQoL(Quality Of Life)の向上に貢献し、誰もが健康で安心・安全に暮らせる社会の実現をめざします。

基盤構築事例:国立病院機構

国立病院機構(以下、NHO*1)では「電子カルテデータ標準化等のためのIT基盤構築事業」を推進しています。日立はこの事業に電子カルテベンダー6社*2と一緒に参画しました。 電子カルテシステムには、メーカーや病院の規模などによってさまざまな種類があり、データの互換性の問題などから、多数の病院に蓄積されたデータを統合的に分析することは困難でした。 今回、この課題に対してNHOは、傘下の病院の電子カルテデータを統合する診療情報集積基盤(NCDA:NHO Clinical Data Archives)を構築しました。日立はこのデータセンター側機能の開発を担当し、標準規格のデータ形式に変換された電子カルテデータおよびレセプト情報などを一元的に集積できる基盤を構築しました。

*1
NHO: National Hospital Organization(国立病院機構)
*2
6社の合計シェアは約72%(2015年度)。「月刊 新医療 医療機器システム白書2016」に基づき日立が集計

今回構築した基盤の特徴

■マルチベンダ環境の電子カルテ情報を統合する医療機関・病院団体に推奨

複数の電子カルテベンダーのシステムを運用している病院グループを持つ医療機関・病院団体に対し、より効率的なデータ集積と高レスポンスの分析をサポートします

■ 6社の電子カルテデータに対応しデータ収集

SS-MIX2標準化ストレージ仕様書ver1.2c*3に完全準拠し、かつ厚生労働省の定める標準コードを付与した電子カルテデータを、診療情報集積基盤(NCDA)に集積しています(全国41病院:2016年3月時点)

■医療の内容と効果を比較・分析可能

レセプト情報(出来高・DPC*4)およびDPC調査データに加え、複数の医療機関で標準化された電子カルテデータを一元化したデータベースとすることで、投薬後の患者の状態や検査値などを把握できるようになり、症例の研究対象が拡大しました

■堅牢な情報セキュリティ環境の提供

セキュアなインフラ基盤を構築し、万全なサポート体制を確立することにより、機微な個人情報を安全・安心に保護しています

*3
SS-MIX: Standardized Structured Medical Information eXchange(厚生労働省電子的診療情報交換推進事業であり、 厚生労働省の保健医療情報標準化会議で「厚生労働省標準規格」として認定)
*4
DPC: Diagnosis Procedure Combination(包括医療費支払い制度方式)

画像:NCDA(NHO Clinical Data Archives)概要

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