ページの本文へ

Hitachi

「GeoAction100」自然再生プロジェクト ITエコ実験村

エコ村だより

地域や大学とともにITを活用した生態系の保全活動に取り組んでいます。

雑木林、水田、畑地、小川といった身近な自然。日本の原風景ともいえる里山は、特有の動植物の生育・生息地であり生物多様性の観点からも注目されています。日立は、神奈川県の秦野市と東海大学、地域のみなさんの協力により「ITエコ実験村」を開村。ITで環境に貢献する「GeoAction100」の取り組みとして、里地里山の自然環境を保全する活動を進めています。

エコ村の様子や活動を、エコ村スタッフよりみなさんにお伝えします。

新しい映像の公開

2017年9月29日(金)

エコ村の新しい映像を公開しました。
撮影は8月下旬から9月中旬まで行いました。地上での撮影に加え、ドローンを活用して上空からも撮影し、稲が実り始め、色が付き、こうべが垂れるころの秋のエコ村のさまざまな風景をご覧いただけます。
動画、ぜひご覧ください。

動画:SATOYAMAの恵みを次の世代へ - 日立ITエコ実験村 - (動画再生時間 8分28秒)
クリックすると Hitachi Brand Channel (Youtube) で動画が再生されます

珍しいお客様

2017年9月11日(月)

本格的な夏の訪れを感じた7月中旬、エコ村の水源近くの動物観察カメラに珍しいお客さまが来ているのを確認しました。
なんと、ニホンカモシカ!
ニホンカモシカと言えば、国の特別天然記念物になっていて保護政策がとられている貴重な生き物です。
美味しい湧き水を飲みに来たのか、涼みに来たのかはわかりませんが、スタッフも初めてのカモシカにびっくりでした。動画、ぜひご覧ください。

ニホンカモシカ、右下に注目してください
ニホンカモシカ、右下にご注目ください。クリックすると動画が再生されます

tvk「かながわ旬彩ナビ」のロケ

2017年7月18日(火)

青空がまぶしいこの日、テレビ神奈川「かながわ旬彩ナビ」7月第5回(7月30日放送予定)のロケがエコ村で行われました。今回のテーマは「暑い夏を快適に!秦野のひんやりスポット」ということで、エコ村のひんやりスポットを求めて、レポーターの旬彩キャッチャー伊藤綾香さん、スタッフさん一同が来村されました。

エコ村村長がエコ村の概要を説明し、新鳥獣害対策ソリューションe-kakashiなどのIT実験や水源のあるひんやりスポットを案内しました。

エコ村村長が村のひんやりスポットを案内しました
エコ村村長が村のひんやりスポットを案内しました

レポーターさんに鳥獣害対策ソリューションを体験いただきました
レポーターさんに鳥獣害対策ソリューションを体験いただきました

そして東海大学の北野教授と学生さんたちが、村に生息するホトケドジョウ、アカハライモリ、オニヤンマなどを紹介すると、レポーターさんはおっかなびっくり、生きものたちと触れ合っていました。

水辺の生きものたちがひんやり気分を盛り上げてくれました
水辺の生きものたちがひんやり気分を盛り上げてくれました

オニヤンマも出演しました
オニヤンマも出演しました

暑い日のロケでしたが、村の水源付近の散策や水辺の生きものたちとのふれあいで、一同ひんやり気分を満喫したのでした。
テレビ神奈川「かながわ旬彩ナビ」は7月30日(日)9時から放送予定です。ぜひご覧ください!

みなさま、お疲れさまでした!
みなさま、お疲れさまでした!

ホタル観察2017 その2

2017年7月11日(火)

7月11日の午後7時半過ぎ。

辺りが暗くなった頃、ホタル観察のためフィールドへ出ました。最初は風が強くホタルを観察できませんでしたが、しばらくすると風が止み涼しくなってきたら、新田のあたりでポツリ、ポツリとホタルが光りはじめました。

暗さが増してくると、ホタルの数も増えだし、湿地のあたり一面にホタルが観察できました。目視で数えると40匹以上でした。

今回、観察できたホタルはヘイケボタルと思われます。

ヘイケボタル
ヘイケボタル

ヘイケボタルが観察できました
ヘイケボタルが観察できました

光が弱いので、うす暗いと見つけづらいのですが、暗くなった8時半ごろには、たくさんのホタルがはっきりと確認できました。

今年もたくさんのホタルが村のあちこちで舞うことが確認できました。
スタッフたちはホタルに来年もまた来てねとそっと声をかけ、村を後にしました。

渋沢小学校4年生の総合授業で田んぼの保全

2017年7月3日(月)

4年1組の児童32名と担任の先生が、総合的な学習の時間(総合学習)を利用し、田んぼの保全活動を体験しました。この保全は初めて実施する活動で、きっかけは、先日の田植えの後の担任の先生のお話しでした。田植えができるように地元ボランティアが準備をして、その後も手入れをして稲が育っていくことを聞いた児童たちは、自分たちの手で何かできないかと相談して、総合学習のテーマに保全活動を選んだそうです。

今回も地元ボランティアに協力していただきました。

はじめに、米作りの名人から田の草取りを実施する目的、意味を教えてもらいました。田んぼの草をそのままにしておくと水田の栄養が草に取られてしまうため、草を抜いて栄養を稲に回すなど、稲の生育を助ける働きがあるとのことです。

そして雑草の中でも稲との区別が難しい「ヒエ」の特徴を教えてもらいました。

田んぼの保全についての説明を聞きました
田んぼの保全についての説明を聞きました

草取りの様子
草取りの様子

今回の活動の意味を理解したところで児童たちは実際に田んぼに入り、雑草や藻を取り除きました。

取り除いた草は、ヒエ、ホタルイ、イボクサ、セリ、スギナ、などが多かったです。特にヒエは稲と見分けるのが難しいのですが、児童たちは「これはヒエ」と言いながらものすごいスピードで取り除いていました。それを見ていた地元ボランティアたちは、「区別が難しいのにすごいね!」と児童を褒めていました。

草取り機も使いました
草取り機も使いました

鎌の使い方を教えてもらいました
鎌の使い方を教えてもらいました

また、田んぼ周辺の草刈りも実施しました。

刃物を扱ったことのない児童も多いので、初めに鎌の使い方やコツ(円を描くように刈る)などの説明を聞き、地元ボランティアたちが見守る中、さくさくと草刈りをしていました。

大量のスギナを取りました
大量のスギナを抜きました

左からヒエ、スギナ、イボクサ、セリ、ホタルイ
左からヒエ、スギナ、イボクサ、セリ、ホタルイ

エコ村スタッフとしては、児童たちが田んぼの保全に興味を持ち、一緒に活動をしてくれたことが大変嬉しいです。この後も田んぼの保全を行い、しっかりと成長させていけたらと思っています。

ホタル観察2017

2017年6月20日(火)

6月20日の午後7時半過ぎ。

辺りが暗くなった頃、エコ村の水源に近い場所でホタルが舞い始めました。出現場所は地図に記載したところになります。またエコ村では気温と湿度を計測する機器を設置しており、出現した時間の気温と湿度のデータを取得しました。

フィールドマップ ホタル観測(図をクリックすると別ウインドウで拡大表示)
フィールドマップ ホタル観測(図をクリックすると別ウインドウで拡大表示)

ホタル出現時の温度と湿度(計測時間19:30〜20:30)
場所計測最大値最小値平均値
ホタル出現場所1
池の近く(右)
気温21.1℃20.5℃20.8℃
湿度92.6%79.0%84.8%
ホタル出現場所1
水車の近く(左)
気温21.3℃20.6℃20.9℃
湿度96.4%81.9%87.6%
ホタル出現場所2
中央付近
気温21.1℃20.6℃20.8℃
湿度95.7%78.7%85.5%

ホタルが舞う条件のひとつに「湿度が高い」という項目があり、条件を満たしていることがわかりました。

ホタルの数を数えている地元の方から「今日は11匹だね。」と言われました。秦野市のガイドマップにエコ村は、ホタルが観察でき出る場所として紹介されていて、毎日のように見学者が来村していました。

木の枝に止まっていたゲンジボタル
木の枝に止まっていたゲンジボタル

手の中でゲンジボタルが光っている様子
手の中でゲンジボタルが光っている様子

ホタルは良好な水辺環境の指標となる昆虫でもあります。
今後もホタルがたくさん舞うように水辺環境を保全していきます。

田植え2017:従業員とその家族編

2017年5月27日(土)

5月27日(土)は日立の従業員とその家族、地元の方々約130名が田植え体験に参加しました。この田植え体験は今年で7回目を迎えました。

今回の参加者の多くは田植えが初めてでしたが、地元ボランティアの方から丁寧な指導を受けたので美しく植えることができました。一方、田植え熟練者は、指導者の方が千村植えと呼んでいる田んぼにレーンを作りレーンの中を等間隔に植える方式で植えました。

小さな子も上手に楽しそうに植えていました
小さな子も上手に楽しそうに植えていました

大人も楽しそうに植えています
大人も楽しそうに植えています

田植え後は少しの間、自由散策時間とし、東海大学の学生5名に協力をいただき、小さな子どもに大人気の生きもの教室を実施したり、大人向けにはエコ村のフィールド散策ツアーを行いました。
後日、参加者から感想が寄せられましたので一部を紹介します。

・中学生の子どもが農業に興味があるというので、この機会に一緒に参加しました。普段ゆっくり話すことができないが、一日ゆっくり会話することができ良かった
・普段、接することのない従業員同士や、学生たちと交流が持てて新鮮だった
・エコ村に設置してある実験機器類の説明を聞くことができて非常に勉強になった
・最年少で参加した1歳児も楽しんで田植えができた
・地元ボランティア団体の方々が楽しそうに活動しており、自分も一緒に活動したいので活動日などを教えてほしい

田植え熟練者による千村植え
田植え熟練者による千村植え

今年もたくさんの人が集まりました
今年もたくさんの人が集まりました

大人も子どもも、田んぼは多様な生きものが生息する場所として、大事な役割を担っているところであることや、里地里山の素晴らしさを五感で感じることができ、とても良い経験となったようです。

e-kakashiを活用して田んぼの水分量など生育管理し、みなさんが心を込めて植えた苗を大切に育て、稲刈りができるようスタッフ一同がんばります!

芋苗植え・田植え2017:秦野市立渋沢小学校編

2017年5月15日(月)、22日(月)

5月15日(月)に2年生児童と先生約130名がサツマイモの苗植えを行いました。

植える前に、地元ボランティアからサツマイモの苗植えのコツを教えてもらいました。苗の植え方にはいくつか種類があり、秋の収穫時のサツマイモの大きさや数が決まることを学びました。またエコ村村長代理からも太陽の光、雨、土と自然が大きく関わって成長していくこと、日頃から自然を大切していくことの大事さを伝えました。

サツマイモの苗植えにもコツがあるんです
サツマイモの苗植えにもコツがあるんです

みんな真剣です
みんな真剣です

植えるときには、土に被せた黒いビニールシートを破ることに戸惑いが見えたものの、児童たちはスコップを使って土を深く掘り、苗を入れ土をかぶせていきました。
1人1本ずつ植え終わったところで、10日に予定していたこども園の芋の苗植えが中止になったので、園児に代わって苗を植えてもらいました。担任の先生からは、「こども園の分は責任重大だ!植え方もわかってきたからきちんと心を込めて植えよう!」と活が入ると、児童たちはより一層心を込めて植えていました。

大きなお芋に育ちますように
大きなお芋に育ちますように


5月22日(月)は4年生児童と先生約140名が田植えと自然観察を行いました。

田植えではいつものように地元ボランティアから田植えの方法を教えてもらいました。その後、児童たちは靴下を履いて田んぼに入り、普段経験することのない独特の感触に物珍しさを感じながらも、田植えをすることができました。 また、小学校の田植えでは初めて田植えの空き時間を利用し自然観察会も実施しました。今回も東海大学の先生と学生に協力いただき、事前に池で捕まえた水生生物をたくさん紹介すると児童たちも担任の先生たちもとても興味を持って見入っていました。

最初はそろりそろりと田んぼに入りました
最初はそろりそろりと田んぼに入りました

生きものたくさん見つけました
生きものたくさん見つけました

幼稚園のときにエコ村で田植えをしたことがある児童が数人いたのですが、その時の記憶があまり残っていないようでしたので、今回の田植えは大人になっても、みんなの記憶に残るといいなと思いました。

田植え・自然観察2017:秦野市立しぶさわこども園編

2017年5月23日(火)

5月23日(火)にしぶさわこども園の園児と先生約100名が田植えと自然観察を行いました。

初めて田植えをする園児が多く、田んぼに入るときに戸惑いがあるようでした。地元ボランティアの人たちが優しくサポートし、少しずつ田んぼの中の泥のねっとりとした感覚に慣れていき、泥が気にならなくなったことで田植えをすることができました。この日はテレビ神奈川の取材が来て、園児たちの田植えの様子がその夜のニュース番組で放映されました。

田んぼの中も慣れればへっちゃら
田んぼの中も慣れればへっちゃら

「おいしくなぁれ」とおまじないをしながら植えました
「おいしくなぁれ」とおまじないをしながら植えました

そして、園児たちが楽しみにしていた自然観察会では、東海大学の北野先生と学生たちが生き物の先生になって、匂いのある植物(ニッケイやドクダミなど)、池にいるホトケドジョウやアカハライモリなどを園児たちに紹介しました。さらに池にいるツチガエルは、人の手のひらの上に乗せおなかをさすると死んだふりをすることを見せました。それを見た園児は、先生に促され恐る恐るカエルのおなかに触れ、「ほんとに動かない!」とか「プニプニしている」などの声があがっていました。

学生の生きもの先生から実物を見ながら教えてもらいました
学生の生きもの先生から実物を見ながら教えてもらいました

実は5月10日(水)にサツマイモの苗植えと自然観察会を予定していたのですが、雨のため中止となってしまいました。園児たちがとても楽しみにしていた行事だったので、自然観察会だけでも次の田植え行事の時にできないかと思い、いつもご協力いただく東海大学の北野先生に相談したところ、ご快諾いただき日程を振り替えて開催することができました。園児たちはとても楽しかったようで、後日、こども園の先生から「大変喜んでいましたよ」との連絡を受け、開催してよかったと、スタッフ一同うれしく思いました。