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日立のクラウド Hitachi Cloud

 
 

中国拠点の調達業務を大幅に効率化した
「TWX-21 Web-EDI Globalサービス」

課題

中国での調達量拡大にともない、担当者が人手で行っていたサプライヤーとの取り引きを効率化したかった

解決

日立の「TWX-21 Web-EDI Globalサービス」を導入。クラウド環境を利用したWeb-EDI(*1)調達システムをわずか3か月で立ち上げた

効果

取り引きに関する業務量を33%にまで低減。コストダウンなどの本来業務に専念できる環境を実現した

*1 Electronic Data Interchange
 
安川電機(中国)有限公司

安川電機(中国)有限公司 Webサイトを見る

項目 概要
[設立]

1999年4月

[資本金]

3,110万USドル

[事業内容]

産業用ロボット、サーボドライブ、インバータ、システム製品などの販売、サービス

安川電機(中国)有限公司

選ばれたポイント

  • 生産量の拡大で調達業務の負担が増加
  • 幅広い調達業務を支援する標準機能を装備
  • 作業量を33%にまで低減
  • 上海、東営の2工場でもサービス構築が計画中

Point1 生産量の拡大で調達業務の負担が増加

産業用ロボット、サーボドライブ、インバータにおいて世界トップクラスのシェアを誇る株式会社安川電機。絶え間ない技術革新でメカトロニクス業界に確固たる地位を築き上げてきた同社は、2015年に創立100周年を迎え、売り上げの半分以上を占めるグローバル戦略を一段と加速させています。その重点エリア「アジア・パシフィック」の1つ、中華人民共和国(以下、中国)では、上海、瀋陽、常州、東営の4地域に工場を展開。上海市に本社を構える安川電機(中国)有限公司(以下、安川電機(中国))が各拠点の統括管理と運営を担う体制となっています。

「工場は、産業用ロボット、サーボドライブ、インバータなど事業製品ごとに分かれており、これまで部品や資材の調達業務をメールや電子ツールなどを使ってそれぞれ独自に行っていました。日本では1999年から調達EDIを導入していましたが、中国では工場側の調達体制、サプライヤー側の受け入れ体制が発展途上にあったため、これまでは人手によって乗り切っていました。しかし年々生産量が拡大し、発注量の増加に手作業が追いつかなくなってきたことから、各工場に統一的な調達EDIを導入することになったのです」と安川電機(中国) 調達統括本部資材部 部長の梅崎 啓一氏は語ります。

当初は日本で稼働しているEDIシステムの横展開も検討されましたが、「自社でサーバを運用するオンプレミスと、ベンダー各社が提供するEDIサービスを比較してみたところ、コストや立ち上げスピードの面でEDIサービスの方が得策と判断しました」と中国地域統括室 情報戦略部長の小西 隆志氏は語ります。そして複数サービスの中から選ばれたのが日立の「TWX-21 Web-EDI Globalサービス」(以下、TWX-21 Web-EDI)でした。その理由を小西氏は「他ベンダーのEDIサービスは、そもそも国内向けが中心であり、中国からのアクセスを保証していません。その点日立は、ICP(*2)ライセンスを保有している中国企業と協業しており、中国内にデータセンターを保有していることから確実なアクセスが保証されていました。

クラウドサービスで初期導入コストが安いこと、すでに複数の日系企業が中国で本サービスを活用している実績なども評価しました」と続けます。

*2 Internet Contents Provider。中国でEDIなどのSaaS(Software as a Service)事業を実施するには、このICPライセンスが必要。ICPライセンスは、中国資本50%以上の中国企業でないと取得できない

Point2 幅広い調達業務を支援する標準機能を装備

TWX-21 Web-EDIは、バイヤーの煩雑な発注・納期管理、サプライヤーとの間で発生するJEITA標準フォーマットに準拠した電子データをセキュアに双方向交換できます。グローバルな購買業務に対応した諸機能により、情報の可視化とリードタイムの短縮、業務精度の向上を実現します。

先行導入が決まった瀋陽・常州の2工場では2014年6月、構築期間わずか3か月で利用開始。日本サーバで稼働する安川グループグローバル共通のERPシステムとTWX-21 Web-EDIを連携することで、サプライヤー70社(2工場計)にフォーキャスト(所要計画情報)と注文情報を共有し、サプライヤーはそれらに沿って生産計画/受注/納期管理/出荷管理/請求管理といった業務をWeb画面で行うことができます。また、安川電機(中国)の本社および各工場でも、すべての発注内容と進捗状況をリアルタイムに可視化・共有できるようになります。

TWX-21 Web-EDIでは、発注予測値を実発注の数か月前にサプライヤーへ提示するフォーキャスト機能を標準実装しています。「当社の製品はお客さまのご要望に沿った変更が非常に多く発生します。

そのためサプライヤーが事前に一定量の原材料を確保し、多少の変更にも耐えうる生産計画の策定と納期管理体制を築くためにもフォーキャスト機能が不可欠でした。日立さんはカスタマイズではなく、導入時の標準機能として装備していました」と梅崎氏は語ります。

Point3 作業量を33%にまで低減

導入効果は劇的でした。従来サーボモータを生産する瀋陽の工場では、購買担当者が発注や納期管理に関わる作業時間が月計738時間にも及んでいました。それがサービス導入後は243時間にまで激減したのです。

「作業量が実に33%まで低減しました。常州の工場でも同様の効果が出ています。ERPデータを手作業で加工して各サプライヤーに振り分けていた作業でミスがなくなり、業務品質も向上しました。このサービスは調達業務の“かゆい”ところにまで手が届く機能が搭載されており、使い勝手が非常にいい。時間が空いた分、調達担当者が本来業務であるコストダウン推進などに力を振り向けられるようになったのが最もうれしい効果です」と梅崎氏は語ります。

小西氏も「サプライヤーさんは案件ごとのステータスや注文変更内容を常にWeb画面から正確に確認できるようになり、メールの見落としなどによる情報伝達ミスの心配がなくなりました。われわれもアラート表示で問題案件の早期発見とフォローが行えるため、双方の業務工数削減に大きな効果が出ています」と付け加えます。

Point4 上海、東営の2工場でもサービス構築が計画中

導入にあたり日立の中国現地法人のSEが、各工場のバイヤーとサプライヤー各社に対し、きめ細かな導入・操作説明を行いました。これに対し梅崎氏は「EDIの仕組みは最初につまずくと、なかなか根づかず使ってもらえません。日立さんは運用後も利用率の低いサプライヤーさんに再度説明会を開催してくださるなど、アフターフォローがしっかりしており、利用率が着実に上がっています」と評価します。

上海、東営の2工場でもサービス構築を計画しており、今後稼働する予定です。

「われわれの製品はお客さま企業が現地に進出され、生産体制が整備された後からが本番のため、中国ビジネスは今後も長期的に伸びていきます。現在TWX-21Web-EDIは何のトラブルもなく稼働していますが、これからも日立さんには当社ビジネスを支えるサービスの安定稼働と、より使いやすい機能エンハンスをお願いしたいですね」と期待を寄せる小西氏。中国のみならず世界各地でトップシェアを生み出し続けるグローバルカンパニー安川電機の躍進を、これからも日立はTWX-21Web-EDIの継続的なサービス強化によって力強く支援していきます。

安川電機(中国)で導入されたシステムの概要

安川電機(中国)で導入されたシステムの概要

導入したサービス

* お客さまの導入時期によりサービス内容が異なる場合があります。
 
 

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