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日立のクラウド Hitachi Cloud

 
 

適材適所のクラウドサービス利用で
基幹システムのBCP・セキュリティ強化と
営業力アップにつながるクライアント環境を実現

「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という経営理念のもと、世界に通用する独創的な医薬品開発を行う小野薬品工業株式会社(以下、小野薬品)。特定分野に特化して、研究開発型国際製薬企業の実現をめざしています。
大きな強みを持つ生理活性脂質作動薬、酵素阻害薬に加え、近年は独自に培ったノウハウやゲノム資産を有効活用し、新たな領域においてもグローバルな創薬研究に取り組んでいます。

課題

基幹システムのBCP(*1)とセキュリティ強化、営業力アップのための最新クライアント環境の提供が必要だった

解決

IT基盤を日立のデータセンター(DC)に移行し、クライアント環境には仮想デスクトップ技術を利用したDaaS(*2)を採用

効果

クライアント環境も含めたIT基盤のBCP・セキュリティ強化と営業力アップにつながった

*1 Business Continuity Plan
*2 Desktop as a Service
 
小野薬品工業株式会社

小野薬品工業株式会社 Webサイトを見る

項目 概要
[本社]

大阪府大阪市中央区久太郎町1-8-2

[設立]

1717年

[事業内容]

医療用医薬品を主体とする各種医薬品の研究、開発、製造、仕入および販売

選ばれたポイント

  • 情報漏えいのリスクを抑えクライアント環境含むIT基盤のBCP強化を図る
  • DaaSの導入で運用効率と営業力をアップ
  • コストメリットと柔軟性は適材適所のクラウド活用がカギ

Point1 情報漏えいのリスクを抑えクライアント環境含むIT基盤のBCP強化を図る

小野薬品工業株式会社 情報システム部 運用課 佐藤 清司 氏

小野薬品工業株式会社
情報システム部 運用課
佐藤 清司 氏

小野薬品では臨床データなど重要なセキュリティ情報を扱っていることもあり、特に2011年の東日本大震災以降BCPの強化に力を入れ、全社的なIT基盤をDCにハウジングする計画を推進していました。そのメインサイトとして、西日本に立地する日立のHarmoniousCloudセンタ(*3)を選択しました。情報システム部 運用課の佐藤 清司氏は、その理由を「ハウジングについては、信頼性の高いファシリティと充実した運用サービスがポイントです。また、BCPの実現にはディザスタリカバリー(DR)サイトの構築が必要となります。その点、日立さんはこの条件を満たす堅ろうなDCを西日本と東日本に持っており、双方がDRを前提とした専用線で結ばれていることが決め手となりました」と説明します。

さらに小野薬品では、クライアント環境まで見据えたBCPやセキュリティ強化も構想していました。「内部にデータを保持するリッチクライアントPCは、被災するとデータも消失してしまい、業務継続が難しくなります。また営業職が日々持ち歩く端末には、医薬品企業ならではの機密情報も入っています。情報漏えいのリスクも心配でした。そこで、システムやデータの実体はDCに置き、端末ではデスクトップ環境のみを使う仮想デスクトップが有効ではないかと考えたのです」(佐藤氏)

*3 日立のデータセンター内に設置したクラウドサービス提供の拠点

Point2 DaaSの導入で運用効率と営業力をアップ

仮想デスクトップを検討する上で重要な点がありました。「ハウジングへの移行の際に営業部門から、お客さま向けに効果的なプレゼンテーションが行えるようタブレットPCを使った最新の環境を利用したいという強い要望が出てきたのです。そこでセキュリティを確保しつつ、既存の業務アプリケーションの続行と営業のスピードアップにつながる最新のクライアント環境の実現に悩んでいたところ、日立さんから提案されたのがDaaSでした」と佐藤氏は語ります。

DaaSは、OSやアプリケーションなどを含めたデスクトップ環境をクラウド上に用意し、端末から利用するサービスです。小野薬品では、以前自社内で構築していた仮想デスクトップ技術をもとに、今回のDRにも対応でき、またクラウドサービスならではの運用性・レスポンスを検証した結果、DaaSを導入することになりました。

「DaaSはデスクトップ環境をいつでも柔軟に用意でき、自前での対応が難しい24時間365日の監視体制も整っているので、運用面の効率化に期待が持てます。また機器に依存しないため、OSとアプリケーションの延命策としても、大きな効果があるといえます。コストだけでなく運用面でも大変満足できたので、本格導入を決断しました」と佐藤氏は続けます。

2013年11月、小野薬品は全国80拠点で使われる営業用タブレットPC約1,200台に、日立のDaaSを導入しました。既存の業務アプリケーションはDaaSによるWindows® 7環境を使い、機密性の高くない営業向けプレゼンテーションには、最新のタブレットPCのWindows® 8環境やアマゾン ウェブ サービス(AWS)(*4)経由のクラウドサービスを使うという、ハイブリッドスタイルで先進的な営業活動をスタートさせました。

「営業の最前線に立つMR(*5)には、ドクターなどに医薬情報をわかりやすく伝える動画やWebコンテンツを駆使した最新のプレゼンテーション環境が必要です。DaaSの導入により、既存資産を生かしつつ、端末側は常に最新の技術やサービスを利用できる、理想的な環境が実現できました」と佐藤氏は語ります。

*4 Amazon Web Services, Inc.が提供するクラウドサービス
*5 Medical Representative:医薬品メーカーの医薬情報担当者
DaaS環境によるタブレット端末の利用風景

DaaS環境によるタブレット端末の利用風景

Point3 コストメリットと柔軟性は適材適所のクラウド活用がカギ

ハウジングにより西日本と東日本のDC間で基幹データをバックアップ。研究開発部門でも約200ユーザーがDaaSを活用するなど、組織をまたいだグローバルなセキュリティ強化や、重要データの安全なデリバリーに威力を発揮しています。またシステム開発部門では、構築・検証用のIT環境に、柔軟にITリソースの増減が可能なPaaS(*6)を活用しています。

「クラウドはコストとスピード、クオリティ、それぞれの特徴を見極めた適材適所の活用がカギとなります。コアとなる部分は、やはり信頼性の高い日立さん以外には任せられません。今後はDaaS環境そのもののDRにも取り組み、生命と健康を守る医薬品供給者の社会的使命として、BCPをさらに進化させていきます」と佐藤氏は語ります。日立はこれからも高信頼なクラウドサービスで、同社の事業継続を強力に支援していきます。

*6 Platform as a Service
小野薬品工業に導入されたシステムの概要

小野薬品工業に導入されたシステムの概要

導入したサービス

プラットフォームリソース提供サービス
クライアントサービス

お客さまのクライアント内に保管されたデータを堅ろうなデータセンターで一括管理。クラウド上の仮想クライアント環境を暗号化されたネットワーク通信でリモート操作することで、場所や時間を選ばず同一のデスクトップ環境が利用できます。

* お客さまの導入時期によりサービス内容が異なる場合があります。
 
 

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