[重要なお知らせ]
ファイバーチャネル経由で接続されたファイバーチャネルスイッチ‐ストレージ装置間のリンクダウン後、リンクアップしてもストレージ装置を再認識しない、又はカーネルパニックに至る現象について

概要

ファイバーチャネル経由で接続されたファイバーチャネルスイッチとストレージ装置間のリンクダウン後、リンク状態が回復してもストレージ装置を再認識しない／カーネルパニックに至る場合があります。

重要度

重要

現象および影響範囲

ファイバーチャネル経由でファイバーチャネルスイッチおよびストレージ装置を接続したシステムにおいて、ファイバーチャネルスイッチとストレージ装置間のリンクダウンが発生した場合、その後リンク状態が回復(リンクアップ)してもストレージ装置を再認識しない／カーネルパニックに至る場合があります。
この問題は、Service Pack for HA8000V (SPH) Ver. 4.00に同梱されているドライバ(Ver 8.08.00.07.xx.x-k1)、及びHitachi Virtual Storage Platform(VSP) G100,G200,G400,G600,G800,F400,F600,F800の一部のマイクロバージョンの組合せにおいて、ファイバーチャネルスイッチやストレージ装置のポートやコントローラーの障害時に発生する可能性があります。

回避策

1. RHEL6.9/RHEL7.4
   下記のドライバを適用してください。
   
    RHEL 6.9: 8.07.00.50.06.0_k7
    RHEL 7.4: 8.07.00.50.07.0_k7
   
   本ドライバは、Linux向けドライバを日立Webページで提供しています。ダウンロードの上、ドライバをアップデートしてください。アップデート後にはサーバの再起動が必要となります。作業時間は１台あたり約15分です。
   
   次の日立Webページからダウンロードしてください。
   ドライバをダウンロードの上、ダウンロードファイル内のReadmeを参照し対策版ドライバを適用してください。
   
   
   • HA8000Vダウンロードサイト(ドライバ／ファームウェア／ユーティリティ)
2. RHEL7.5
   回避策はありません。

対策方法

VSP G100,G200,G400,G600,G800,F400,F600,F800のマイクロバージョンを83-03-30-x0/00 83-04-28-x0/00 83-04-44-x0/00 以降にアップデートしてください。

対象製品

発生条件

下記を全て満たす場合に、現象が発生する可能性があります。

1. ファイバーチャネルスイッチを使用している。
2. ファイバーチャネルスイッチとストレージ装置間で、障害等によりリンクダウンが発生した。
3. ファイバーチャネルスイッチとストレージ装置間のリンク状態が回復した。
4. VSP G100, G200, G400, G600, G800, F400, F600, F800のマイクロバージョンが、83-03-30-x0/00、又は83-04-28-x0/00、又は83-04-44-x0/00未満であること。

対象バージョン

RHEL 6.９：8.08.00.07.06.0-k1
RHEL 7.4 ：8.08.00.07.07.0-k1
RHEL 7.5 ：8.08.00.07.07.5-k1

• * 本バージョンは、Service Pack for HA8000V (SPH) Ver. 4.00に同梱されています。
• * 対策方法に示す手順の適用により、本バージョンも使用可能です。

対象OS

Red Hat Enterprise Linux Server 6.9(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 7.4(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 7.5(64-bit x86_64)

更新情報

2018年09月28日（更新）
2018年09月07日（公開）

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

CRI-2018-0009

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