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概要

BIOS 2.42未満を使用しているインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーをサポートするシステム装置において、修正不可能なマシンチェック例外エラー(UMCE)が発生し、予期せぬ再起動が発生することがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

重要度

重要

発生頻度

現象および影響範囲

BIOS 2.42未満を使用しているインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーをサポートするシステム装置において、以下に示す3つの修正不可能なマシンチェック例外エラー(UMCE)が発生し、予期せぬ再起動が発生することがあります。
この現象が発生するとIMLに下記のようなログが記録されます。

[事象1]

Uncorrectable Machine Check Exception (Processor 2, APIC ID 0x00000070, Bank 0x00000003,Status 0xBE000000'00800400, Address 0x00000000'06EF5128, Misc 0x00000000'06EF5128).
ACTION: Update the system firmware. If the issue persists, contact support.
  • *太字で示すBank欄は「0x00000003」「0x00000004」」のいずれかに一致します。
  • *太字で示すStatus欄は、「00800400」に一致します。

[事象2]

Uncorrectable Machine Check Exception (Processor 2, APIC ID 0x00000070, Bank 0x00000009,Status 0xFE200000'000C110A, Address0x00000000'06EF5128, Misc 0x00A44126'005A4086).
ACTION: Update the system firmware. If the issue persists, contact support.
  • *太字で示すBank欄は、「0x00000009」「0x0000000A」「0x0000000B」のいずれかに一致します。
  • *太字で示すStatus欄は、「000C110A」に一致します。
  • *他のエラーが伴って記録されることがあります。

[事象3]

Unexpected Shutdown and Restart - An undetermined error type resulted in a reboot of the server. ACTION:If issue persists, contact HPE service.

回避策

回避策はありません。

対策方法

BIOSをバージョン2.42以降にアップデートしてください。
最新のBIOSは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンライン(Windows/Linuxの場合)もしくはオフラインで可能です。
なお、オンラインでアップデートした場合、サーバの再起動が必要となります。
作業時間は1台あたりオンライン:約10分 オフライン:約20分となります。(当該ファームウェアのみ更新された場合)

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

特定の発生条件はありません。

対象バージョン

BIOSバージョン2.42未満

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2022年1月28日(更新):現象および影響範囲の[事象1]のプロセッサー世代の限定条件を削除しました。
2021年12月24日(更新):対象製品にRV3000 A1を追加しました。
2021年11月26日(更新):対象製品にNutanixモデルを追加しました。
2021年6月25日(更新):事象3を追加しました。
2021年5月28日(更新):発生頻度を中に修正しました。
2021年3月26日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

CRI-2021-0004