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概要

Windows環境においてQLogic製ファイバーチャネルホストバスアダプターでリンクダウン発生後にパス交替できない現象が発生する場合があります。

重要度

重要

発生頻度

現象および影響範囲

Windows環境において、QLogic製ファイバーチャネルホストバスアダプターを搭載したサーバとストレージ装置をファイバーチャネルスイッチを介して接続したシステムの場合、ファイバーチャネルスイッチとストレージ装置間でファイバーチャネルのリンクダウンが発生した場合にパス交替できず、リンクアップ後もパス回復しない現象が発生する場合があります。

回避策

回避策はありません。

対策方法

対策版ファームウェアおよびドライバ以降のバージョンにアップデートしてください。
次の日立Webページから対策版ファームウェアおよびドライバを収録したSPHをダウンロードしてください。
SPHをダウンロードの上、SPHのReadmeを参照し対策版ファームウェアおよびドライバを適用してください。

ファームウェアバージョン:01.75.07(SPH6.40収録バージョン)以降
ドライババージョン:
 Windows Server 2019/2016:9.4.2.20 (SPH6.40収録バージョン)以降
 Windows Server 2012 R2:9.4.1.20 (SPH6.40収録バージョン)以降

対象製品

対象製品名 SN1100Q 16Gb Single Port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター(TQ-xxx-P9D93A)
SN1100Q 16Gb Dual Port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9D94A)
SN1600Q 32Gb 1port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9M75A)
SN1600Q 32Gb 2port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9M76A)
※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

QLogic製ファイバーチャネルホストバスアダプターを搭載したサーバとストレージ装置をファイバーチャネルスイッチを介して接続したシステムの場合、ファイバーチャネルスイッチとストレージ装置間でファイバーチャネルにリンクダウンが起こった際に発生する場合があります。

対象バージョン

本現象が発生する可能性のある対象バージョンを下表に示します。

対象バージョン
(ql2300ドライバ)
対象製品 補足
9.3.3.20 SN1600Q、SN1100Q
ファイバーチャネルアダプタ
SPH6.10/6.00
収録バージョン
9.4.1.20 SN1600Q
ファイバーチャネルアダプタ
SPH6.30
収録バージョン

対象OS

Microsoft® Windows Server® 2019
Microsoft® Windows Server® 2016
Microsoft® Windows Server® 2012 R2

更新情報

2021年11月26日(更新):回避策を削除し、対策方法を更新
2020年10月30日(更新)
2020年4月24日(更新)
2020年1月17日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

CRI-2020-0004