Hitachi

概要

HA8000V/ML350 Gen10 オンボードLANのファームウェアをダウングレードするとサーバの起動に失敗する場合があります。

重要度

重要

発生頻度

現象および影響範囲

HA8000V/ML350 Gen10 オンボードLANについてSPH5.00以降に収録されているファームウェアから、SPH4.60以前に収録されているファームウェアへのダウングレードを行うとサーバの起動に失敗する場合があります。
サーバが起動できなくなる場合がありますので、絶対に行わないでください。Smart Update Manager (SUM)によるファームウェアアップデートを行う場合は、対象のオンボードLANのファームウェアダウングレードが選択されていないことをご確認ください。
ファームウェアのダウングレードを行ってしまった場合、サーバの起動中に下記のような画面が表示され、サーバが起動できなくなる場合があります。

現象および影響範囲

回避策

回避策はございません。

回復方法

iLO Web UIからBIOS バージョン 2.04以降へアップデートしてください。その後、SPH5.10/5.00以降に収録されている対象ファームウェアバージョンを適用してください。
BIOSおよびSPHは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

BIOSバージョン : 2.04以降

ファームウェアバージョン
 369i     :   1.2028.0 (SPH5.10/5.00に収録)以降

対策方法

対策方法はございません。

対象製品

対象製品名 HA8000V/ML350 Gen10 オンボードLAN (Ethernet 1Gb 4ポート 369i ネットワークアダプター)
対象装置 HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

BIOS バージョン 2.02以前において、SPH5.10/5.00以降に収録されている対象ファームウェアバージョンから、SPH4.60以前に収録されているファームウェアバージョンへのダウングレードを行った際に発生します。

BIOSバージョン : 2.02以前

SPH5.10/5.00以降のファームウェアバージョン
 369i : 1.2028.0 (SPH5.10/5.00に収録)以降

SPH4.60以前のファームウェアバージョン
 369i : 1.1904.0 (SPH4.60/SPH4.50/SPH4.00に収録)
    : 1.1825.0 (SPH3.00に収録)
    : 1.1752.0 (SPH2.00/SPH1.00に収録)

対象ファームウェアバージョンを確認する場合は、iLOにログインし、「システム情報」―「デバイスインベントリ」から対象のオンボードLANを選択し、ファームウェアバージョンをご確認ください。

対象バージョン

BIOSバージョン : 2.02以前
ファームウェアバージョン
 369i : 1.2028.0 (SPH5.10/5.00に収録)以降

対象OS

OS依存はありません。

関連するアドバイザリ

ADV-2019-0021:Intel製ネットワークアダプター(562xxx/369i)についてファームウェアのダウングレードができない現象について

更新情報

2022年3月25日(更新):関連するアドバイザリの各番号に題名を追加。
2019年9月27日(更新)
2019年4月5日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

CRI-2019-0001