特定のファイバーチャネルドライバ/ファームウェアバージョンの組合せを使用した場合、ファイバーチャネル経由で接続された日立製ストレージシステムが無応答状態に至る場合があります。ストレージシステムが無応答状態に至った場合、回復のためにはストレージシステム自体の電源OFF/ON動作が必要です。
重要
特定のファイバーチャネルドライバ/ファームウェアバージョンの組合せを使用した場合、ファイバーチャネル経由で接続された日立製ストレージシステムが無応答状態に至る場合があります。対象ドライバ/ファームウェアを使用し、発生条件に示すディスクシステムにアクセス(OS起動、データディスク参照等)した場合に、下記の現象となります。
対象ドライバ/ファームウェアの組合せで1度でもストレージシステムにアクセスすると本現象に至る場合があり、現象発生後にサーバ装置のファイバーチャネルドライバ/ファームウェアをアップデートしても改善されません。回復のためにはストレージシステム自体の電源OFF/ONが必要です。
ストレージシステムが無応答状態となる前に、現象を回避するには下記を実施してください。
ストレージシステムが無応答状態となった後、ストレージへのアクセスを回復させるためには下記を実施してください。
SPH4.00以降に同梱されているドライバへアップデートしてください。
Windows Server 2016 :Ver 9.2.8.20以降
Windows Server 2012 R2:Ver 9.2.8.20以降
対象製品名 | SN1100Q 16Gb 1port ファイバーチャネル ホスト バスアダプタ(TQ-xxx-P9D93A) SN1100Q 16Gb 2port ファイバーチャネル ホスト バスアダプタ(TQ-xxx-P9D94A) SN1600Q 32Gb 1port ファイバーチャネル ホスト バスアダプタ(TQ-xxx-P9M75A) SN1600Q 32Gb 2port ファイバーチャネル ホスト バスアダプタ(TQ-xxx-P9M76A) ※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。 |
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対象装置 | HA8000V/DL360 Gen10 HA8000V/DL380 Gen10 HA8000V/DL580 Gen10 HA8000V/ML350 Gen10 |
下記を全て満たす場合に、現象が発生する場合があります。
現象が発生した場合、ディスクの初期化やdiskpartコマンド等が一定時間無応答状態になります。また、ディスク障害を示すイベントログが採取される場合があります。以降、サーバを再起動してもディスクが認識できません。
下記のドライバ/ファームウェアバージョンを組み合わせた際に、現象が発生する場合があります。
Microsoft Windows Server 2016
Microsoft Windows Server 2012 R2
2020年1月17日(更新)
2019年1月25日(公開)
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CRI-2018-0013