複数のIPv6 アドレスが割り当てられた NIC ポートでリンクイベントが発生すると、Agentless Management Service For VMware ESXi が再起動する現象が発生する場合があります。この現象の対策方法を以下に示します。
NIC ポートに複数の IPv6 アドレスを割り当てたVMware ESXiを実行するサーバーで、リンクステータスが変化するとAgentless Management Service (AMS) がクラッシュし、ヘルスモニタリングが停止します。AMSは10分以内に再起動します。
vmkernel.log にAMS のクラッシュを示す以下のメッセージが記録されます。
amsd: wantCoreDump:amsd signal:6 exitCode:0 coredump:disabled
または
ams-main: wantCoreDump:ams-main signal:6 exitCode:0 coredump:disabled
syslog.log にAMS の再起動を示す以下のメッセージが記録されます。
2018-09-19T01:57:58Z root: amsd-wd: Detected one or more AMS process(es) have stopped running. Restarting...
2018-09-19T01:57:58Z root: amsd stop service...
2018-09-19T01:58:00Z root: amsd-wd: AMS start...
Agentless Management Service For VMware ESXi バージョン11.2.0以降
かつ
NIC ポートに複数の IPv6 アドレスを割り当てられているとき
NIC ポートに IPv6 アドレスを設定する場合、割り当ては1つだけにしてください。
Agentless Management Service (AMS) バージョン 11.3.6以降にアップデートしてください。
AMS はHPE ESXiオフラインバンドルfor VMware vSphereの中に収録されています。
アップデートは、オンラインで可能です。
なお、アップデート後はサーバの再起動が必要となります。作業時間は1台あたりオンライン:約10分となります。
対象装置 |
HA8000V/DL360 Gen10 HA8000V/DL380 Gen10 HA8000V/DL580 Gen10 HA8000V/ML350 Gen10 |
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Agentless Management Service For VMware ESXi バージョン11.2.0以降かつ11.3.6未満
VMware vSphere® ESXi™ 6.7 Update 1
VMware vSphere® ESXi™ 6.7
VMware vSphere® ESXi™ 6.5 Update 2
VMware vSphere® ESXi™ 6.5 Update 1
VMware vSphere® ESXi™ 6.0 Update 3
2019年02月28日(更新)
2018年12月21日(公開)
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