Hitachi

概要

BIOS(System ROM) version 1.36かつDL Gen10 SASエキスパンダーカードを介してHDDが接続されている環境で、サーマルシャットダウンが発生する可能性があります。この現象の対策方法を以下に示します。

現象および影響範囲

BIOS(System ROM) version 1.36かつDL Gen10 SASエキスパンダーカードを介してHDDが接続されている環境で、システムはHDDセンサーのリードに失敗します。その結果、HDDの温度が上昇しサーマルシャットダウンが発生する可能性があります。
重大なシャットダウン温度に達した場合、IMLには次の2つのエントリが表示されます。

[Environment]System Overheating (Temperature Sensor [#], Location System, Temperature [degrees C])
[OS]Automatic Operating System Shutdown Initiated Due to Overheat Condition

回避策

システムユーティリティより下記の設定を行ってください。
 システム構成>BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)>アドバンストオプション>ファンと温度のオプション
 の” 温度構成”を”増強した冷却”に設定してください。

対策方法

BIOS(System ROM) で対策予定です。
提供予定の更新があり次第、本ページにてお知らせします。

対象製品

対象製品名 DL Gen10 SASエキスパンダーカード (TQ-RNC-870549-B21)
対象装置 HA8000V/DL380 Gen10

発生条件

特定の条件はありません。

対象バージョン

BIOS(System ROM) version 1.36

バージョン確認方法

ファームウェアバージョンはiLO5のファームウェア & OS ソフトウェアページで確認してください。
詳細はご使用中のiLO 5のバージョンに合わせた「HPE iLO 5 *.** ユーザーガイド」を参照してください。

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2018年06月22日

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。