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概要

iLOの全てのセッションを使っている場合にIntegrated Management Log(IML)に"RESTFul API Error - Unable to Communicate with iLO FW"というログが記録されます。この現象の対策方法を以下に示します。

発生頻度

現象および影響範囲

スクリプト等を使用してiLOのRESTful APIインターフェイスにアクセスする際に作成したセッションが適切に削除されなかった場合、セッションが使用されたままになります。
全てのセッションが使われている状態でシステムの起動を行うとPower-On Self Test(POST)中にiLOがBIOS RESTFul API要求に応答せず、次のイベントがIMLに記録されます。

“RESTFul API Error - Unable to communicate with iLO FW. BIOS configuration resources may not be up-to-date.”

回避策

回避策はありません。

対策方法

使用しているスクリプト等が適切にセッションを削除していることを確認してください。その後、下記のいずれかの方法でセッションを削除してください。

  • iLOのWebインターフェイスにログインし、セッションリストから不要なセッションを削除してください。
  • RESTFul APIを使用して不要なセッションを削除してください。
  • 過剰なセッションがiLOによって自動的に削除されるのを待ってください。
  • iLOの再起動を行ってください。

また、iLO5ファームウェアバージョン1.40においてPOST時の処理の改善が行われています。
iLO5ファームウェアバージョン1.40未満をお使いの場合、iLO5ファームウェアバージョン1.40以降にアップデートしてください。
最新のiLO5ファームウェアは、次のHA8000Vダウンロードサイトのドライバ・ファームウェア・ユーティリティよりダウンロードしてください。

iLOファームウェアのアップデートは、オンラインもしくはオフラインで可能です。作業時間は、1台あたり約10分です。(当該ファームウェアのみ更新した場合)

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10
HA8000V/DL20 Gen10 Plus
HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus
HA8000V/ML30 Gen10 Plus

発生条件

特定の条件はありません。

対象バージョン

バージョン依存はありません。

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2022年07月29日(更新):ADV-2018-0021a、ADV-2018-0021bを統合しました。対策方法の記載を更新しました。対象機種にDL20/DL360/DL380/ML30 Gen10 Plusを追加しました。
2019年03月29日(更新)
2019年02月28日(更新)
2018年10月05日(更新)
2018年06月22日(公開)

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2018-0021