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概要

VMware vSphere® ESXi 6.0環境とVMware vSphere® ESXi 6.5環境のHPE Insight Management WBEM Providerでメモリリークが発生することがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

現象および影響範囲

HPE Insight Management WBEM Providerバージョン03.12.00で長時間にわたってメモリリークが発生することがあります。これが発生すると、HPE Insight Management WBEM Providerは、メモリ使用量が最大メモリ制限を超えた時点で動作を停止します。HPE Insight Management WBEM Providerは、SFCBDプロセスによって再起動されます。 ただし、WBEMイベントを送信するWBEMサブスクリプションは再アクティブ化されないため、WBEMインジケーションは生成されません。

回避策

回避策はありません。

対策方法

HPE Insight Management WBEM Providerをバージョン03.12.10以降にアップデートしてください。HPE Insight Management WBEM ProviderはHPE ESXiオフラインバンドルfor VMware vSphereの中にsmx-providerという名称で収録されています。
HPE ESXiオフラインバンドルfor VMware vSphereは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンラインで可能です。
なお、アップデート後はサーバの再起動が必要となります。作業時間は1台あたりオンライン:約10分となります。

対象製品

対象装置 HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

特定の条件はありません。

対象バージョン

HPE Insight Management WBEM Providers Version 03.12.00

バージョン確認方法

パッケージのバージョン確認方法はVMware vSphereのマニュアルを参照してください。以下にVMware Host Clientの表示例を示します。
HPE Insight Management WBEM Providerはsmx-providerという名称で表示されます。バージョンの先頭の650または600はVMwareのバージョンを示しているため無視してください。下記の650.03.13.00.6-4240417という表示はHPE Insight Management WBEM Providerのバージョンが03.13.00であることを示しています。

バージョン確認方法

対象OS

VMware vSphere® ESXi 6.0u3
VMware vSphere® ESXi 6.5u1

更新情報

2018年05月22日

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。