[アドバイザリ]
Smart アレイGen10コントローラー配下の論理ドライブにおいて、ストライプサイズ変更タスクを実行すると、予期しないリブートが発生する現象について

概要

Smart アレイGen10コントローラー配下の論理ドライブにおいてストライプサイズを変更するタスクを実行すると予期しないリブートが発生することがあります。本現象の対策方法を以下に示します。

現象および影響範囲

SmartアレイGen10コントローラー配下の論理ドライブにおいてストライプサイズを変更するタスクを実行すると、ホストI/Oのタイムアウトや予期しないリブートが発生する可能性があります。この現象は当該論理ドライブのライトキャッシュの割合が80%以上で設定されていると発生します。また、論理ドライブの容量拡張タスクでも同様に予期しないリブートが発生することがあります。

回避策

論理ドライブのストライプサイズ変更タスク・容量拡張タスクを行う際はライトキャッシュの割合を30%以下に変更してください。

対策方法

SmartアレイGen10コントローラーのファームウェアをVer.1.34以降にアップデートしてください。

日立Webページに上記対策版のSmartアレイGen10コントローラー ファームウェアを同梱したSPHを掲載しています。SPHをダウンロードの上、適用してください。

 Service Pack for HA8000V(SPH)：Ver.3.00　以降
  SPHに同梱されるSmartアレイGen10コントローラー ファームウェア：1.34　以降

•  HA8000Vダウンロードサイト（ドライバ／ファームウェア／ユーティリティ）

アップデートは、オンライン(Windows/Linuxの場合)もしくはオフラインで可能です。
なお、オンラインでアップデートした場合、サーバの再起動が必要となります。作業時間は１台あたりオンライン：約10分　オフライン：約20分となります。（当該ファームウェアのみ更新された場合）

対象製品

発生条件

ライトキャッシュの割合が80%以上で設定されている論理ドライブにおいて、ストライプサイズ変更タスクもしくは容量拡張タスクを実行した際に発生する可能性があります。

対象バージョン

SmartアレイGen10コントローラー ファームウェア：Ver. 1.05

バージョン確認方法

SmartアレイGen10コントローラーのファームウェアバージョンはiLOのデバイスインベントリページで確認してください。
詳細はご使用中のiLO 5のバージョンに合わせた｢HPE iLO 5 *.** ユーザーガイド｣を参照してください。

• マニュアル：サーバ：HA8000Vシリーズ

対象OS

対象製品がサポートする全OS

更新情報

2018年05月22日

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

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