概要
VMware vSphere® ESXi™ 6.5(以後ESXi6.5)環境においてRAID診断ログ採取クライアント(以後クライアント)よりRAID診断ログを採取した際に、取得に失敗する場合があります。この現象の対策方法を以下に記載します。
現象および影響範囲
クライアントよりssaduesxiコマンドを使用してESXiホストのRAID診断ログを採取すると、ESXiホスト上のSSACLIがログ取得および収集を行いますが、このログ収集に失敗しRAID診断ログが生成できず、以下メッセージが表示される場合があります。
SSADUESXI: Version 3.10.3.0 2017-05-17
Generating and encoding report... Decoding locally... ADUreport.zip saved. 0 bytes.
回避策
再度ログ取得を実施してください。
繰返し発生する場合は、対策方法を実施してください。
対策方法
対策版のESXi6.5用SSACLIをダウンロードサイトで提供しています。
アップデート後は、サーバの再起動が必要となります。作業時間は１台あたり約10分です。
ESXi6.5用 SSACLI ：3.25.4 以降
次の日立Webページに対策版のSSACLIを掲載しております。
対策版SSACLIをダウンロードの上、適用してください。
対象製品
| 対象製品名 | SmartアレイGen10コントローラー Smartアレイ P816i-a SR Gen10コントローラー (TQ-RNC-804338-B21) Smartアレイ P408i-a SR Gen10コントローラー (TQ-RNC-804331-B21) Smartアレイ P408i-p SR Gen10コントローラー (TQ-RNC-830824-B21) Smartアレイ E208i-a SR Gen10コントローラー (TQ-RNC-804326-B21) Smartアレイ E208i-p SR Gen10コントローラー (TQ-RNC-804394-B21) Smartアレイ E208e-p SR Gen10コントローラー (TQ-RNC-804398-B21) |
|---|---|
| 対象装置 | HA8000V/DL360 Gen10 HA8000V/DL380 Gen10 HA8000V/DL580 Gen10 HA8000V/ML350 Gen10 |
発生条件
ESXi 6.5およびSSACLI 3.10.3.0が適用されている環境において、クライアントからRAID診断ログを採取すると発生する場合があります。
対象バージョン
ESXi6.5用 SSACLI ：3.10.3.0
対象OS
VMware vSphere® ESXi™ 6.5 以降
更新情報
2018年03月30日
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。