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概要

Intelligent Provisioning Ver.3.10を用いてWindows ServerまたはRed Hat Enterprise Linuxをインストールする際、インストール方法で[手動]を選択すると、途中で処理が止まりインストールを完了することができません。この現象の対策方法を以下に示します。

現象および影響範囲

  • Windows Serverの場合
    Intelligent Provisioning Ver.3.10を用いてWindows Serverをインストールする際、インストール方法で[手動]を選択すると、Windowsのインストール場所の選択画面でプライマリーパーティションがオフラインとなり、OSインストールを完了することができません。
  • Red Hat Enterprise Linuxの場合
    Intelligent Provisioning Ver.3.10かつ内蔵DVD-ROMドライブからRed Hat Enterprise Linuxをインストールする際、インストール方法で[手動]を選択すると、下記のメッセージが発生し、OSインストールを完了することができません。

    【発生するメッセージ】 「TypeError: ipsession.mediafslabel is undefined... 0%」

回避策

OSに応じて、以下のいずれかの方法でインストールしてください。
インストール手順の詳細については『HA8000Vシリーズ 重要事項および読替ガイド』を参照ください。

  • Windows Serverの場合
    • Intelligent Provisioningの[自動インストール]を使用してインストール
    • Intelligent Provisioningを使用せず、Windows インストールメディアから直接インストールする
  • Red Hat Enterprise Linuxの場合
    • Intelligent Provisioningを使用せず、Red Hat Enterprise Linux インストールメディアから直接インストールする
    • 外付けDVD-ROMドライブを使用する
    • USBドライブに格納したISOイメージからインストールする

対策方法

Intelligent Provisioningをバージョン3.20以降にアップデートしてください。Intelligent Provisioningは次の日立Webページよりダウンロードしてください。
なお、Intelligent Provisioning バージョン3.20より、RHEL7.3のインストールは非サポートとなります。つきましては、RHEL7.3に限り、前述の回避策にて対応願います。

アップデートは、オフラインでのみ可能です。(作業時間は1台あたり約10分となります。)

対象製品

対象装置 HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

特定の条件はありません。

対象バージョン

Intelligent Provisioning :3.10

対象OS

Windows Server
Red Hat Enterprise Linux

更新情報

2018年07月09日(更新)
2018年03月30日(公開)

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