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概要

iLO 5 1.39以前でPOST中にエラーコード270、312、329、および338が表示されることがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

発生頻度

現象および影響範囲

iLO 5 1.39以前でPOST中に以下のエラーコード270、312、329、および338のうちのひとつあるいは複数のメッセージが表示されることがあります。

 270-iLO FW Communication Issue - Unable to communicate with iLO FW.
 312-HPE Smart Storage Battery 1 Failure - Communication with the battery failed.
 329-Power Management Controller Firmware Error - Unable to communicate with the firmware.
 338-RESTful API Error - Unable to communicate with iLO FW. BIOS configuration resources may not be available.

この現象が発生すると次回の再起動までiLO 5オプションがBIOSから使用できない現象やBIOSの設定が正しく反映されない現象が発生することがあります。

回避策

回避策はありません。

対策方法

iLO 5ファームウェアバージョン1.40以降にアップデートしてください。最新のiLO 5ファームウェアは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンラインもしくはオフラインで可能です。
作業時間は1台あたり約10分となります。(当該ファームウェアのみ更新された場合)

アップデート作業の際にiLOのWeb UIに接続ができない場合は、iLOリセットや装置のコンセントの抜き差し等でiLOを復旧させてからアップデート実施してください。

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

POST時

対象バージョン

iLO 5 1.39以前

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2020年11月13日(更新)
2020年7月31日(更新)
2020年3月27日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2020-0024