Hitachi

概要

Intelligent Provisioning 3.3xにてシステムの消去とリセットでプロセスが停止する場合があります。

現象および影響範囲

Intelligent Provisioning 3.3xにて「メンテナンスの実行」⇒「システムの消去とリセット」⇒「すべてのハードディスクドライブ」を実行するとドライブの消去処理でオーバーフローが発生し、処理が停止する場合があります。

回避策

「すべてのハードディスクドライブ」の消去を実行する場合は、ハードドライブのワイプをオンにしてください。
なお、この場合、処理が完了するまでに数時間から数十時間かかる場合があります。

対策方法

iLO5ファームウェアをバージョン2.10以上に、Intelligent Provisioningをバージョン3.40以上にアップデートしてください。なお、iLO5ファームウェアバージョン2.10にアップデートする際は、iLO 5ファームウェアバージョン1.4x以上である必要がありますのでご注意ください。

ファームウェアは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

作業時間は1台あたり約30分となります(iLO 5ファームウェア:約10分、Intelligent Provisioning:約10分)

対象製品

対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

以下の条件でIntelligent Provisioningにて「メンテナンスの実行」⇒「システムの消去とリセット」⇒「すべてのハードディスクドライブ」を実行した場合

  • Intelligent Provisioningのバージョンが3.3x
  • 18TiB以上の大容量ボリュームを構成

対象バージョン

Intelligent Provisioning 3.3x

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2020年2月28日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2020-0015