Hitachi

概要

Intel Xeon SPプロセッサが搭載されているサーバでBank 3またはBank 4の修正不可能なマシンチェック例外が発生することがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

発生頻度

現象および影響範囲

Intel Xeon SPプロセッサでMCAステータスが0xBE000000'00800400または0xFE000000'00800400のBank 3またはBank 4の修正不可能なマシンチェックが発生する可能性があります。以下に発生時のIMLの例を示します。

Uncorrectable Machine Check Exception (Processor 2, APIC ID 0x00000040,
Bank 0x00000004, Status 0xBE000000'00800400, Address 0x000055F5'4E1D8A7A, Misc 0x000055F5'4E1D8A7A). ACTION: Update the system firmware. If the issue persists, contact support.

Uncorrectable Machine Check Exception (Processor 2, APIC ID 0x00000068,
Bank 0x00000003, Status 0xBE000000'00800400, Address 0x000055F5'4E1D8A7A, Misc 0x000055F5'4E1D8A7A). ACTION: Update the system firmware. If the issue persists, contact support.

この問題は、HITACHIサーバーに固有のものではありません。

回避策

回避策はありません。

対策方法

この問題を緩和するために更新されたIntel社プロセッサマイクロコードを含んでいるBIOSバージョン2.16以降に更新してください。BIOSは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンラインで可能です。
作業時間は1台あたりオンライン:約10分となります。

対象製品

対象装置 HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

特定の発生条件はありません。

対象バージョン

バージョン依存はありません。

対象OS

OS依存はありません。

関連する重要なお知らせ

類似する現象が本アドバイザリの対策バージョン(BIOSバージョン 2.16)で発生することが確認されました。対策方法を下記で案内していますので、そちらをご参照ください。

CRI-2021-0004:BIOS 2.42未満を使用している装置で予期せぬ再起動が発生する現象について

更新情報

2022年3月25日(更新):関連する重要なお知らせの説明修正およびリンク先タイトルを追記
2021年03月26日(更新):関連する重要なお知らせを追加
2019年11月29日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0104