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概要

iLOのSNTP設定が無効な状態でiLOリブートが発生するとiLOの時刻が以前の時刻に戻ることがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

現象および影響範囲

下記の全ての条件を満たす場合において、iLOの時刻が以前の時刻に戻ることがあります。

  • iLOのSNTP設定が無効
  • iLOが連続して49.7日以上稼働している
  • iLOのリブートが行われた

iLOの時刻はiLO Web UIの表示およびiLOのログのタイムスタンプに使われます。 BIOSやOSの時刻は影響を受けません。

回復方法

下記のいずれかの方法を実施してください。

  • 装置の再起動を行ってください。装置の起動時にBIOSの時刻がiLOへ上書きされます。
  • LOのSNTP設定を行ってください。
    詳細はご使用中のiLO 5のバージョンに合わせた「HPE iLO 5 *.** ユーザーガイド」を参照してください。

対策方法

iLO5バージョン 2.10以降へアップデートしてください。iLO5は次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンラインで可能です。
作業時間は1台あたりオンライン:約10分となります。

対象製品

対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

現象および影響範囲に記載

対象バージョン

バージョン依存はありません。

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2020年1月31日(更新)
2019年11月29日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0098