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概要

訂正されたエラーが誤ってUMCE(Uncorrected Machine Check Events)としてIntegrated Management Log(IML)に記録されることがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

現象および影響範囲

訂正されたエラーが誤ってUMCE(Uncorrected Machine Check Events)としてIntegrated Management Log(IML)に記録されることがあります。

  • 訂正されたエラーの例
    Uncorrectable Machine Check Exception (Processor 2, APIC ID 0x00000044, Bank 0x00000000, Status 0x80000040'000F0005, Address 0x00000000'00000000, Misc 0x00000000'00000000)

    この例では、Statusレジスタは0x8で始まり、訂正されたエラーであることを示しています。
    Statusレジスタが0xD、0xC、0x9、または0x8で始まる場合は、訂正イベントであり無視してかまいません。
    (訂正されたエラーで対処が必要な場合はCorrectable Memory Error Threshold exceeded等の別のエラーが記録されます。)
  • 訂正不能エラーの例
    Uncorrectable Machine Check Exception (Processor 1, APIC ID 0x00000014, Bank 0x00000000, Status 0xF2000080'000F0005, Address 0x00000000'00000000, Misc 0x00000000'00000000)

    この例では、Statusレジスタは0xFで始まり、訂正不能エラーであることを示しています
    ステータスレジスタが0xF、0xE、0xB、または0xAで始まる場合、それは訂正不能エラーイベントです。

回避策

回避策はありません。

対策方法

  • DL360/DL380/DL580/ML350の場合
     System ROM(BIOS)バージョン 2.02以降へアップデートしてください 。
  • DL20/ML30の場合
     将来のバージョンで修正予定です。

System ROM(BIOS)は次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンラインで可能です。
作業時間は1台あたりオンライン:約10分となります。

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

特定の発生条件はありません。

対象バージョン

  • DL360/DL380/DL580/ML350の場合
    System ROM(BIOS)バージョン2.00未満
  • DL20/ML30の場合
    すべてのバージョン

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2019年8月30日 (公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0074