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概要

RHEL7.6環境において、特定のファイバーチャネルホストバスアダプターでOSイメージに収録されているドライバを使用してSANブートを行うと、システムが数分間停止して、緊急モードで起動する現象が発生する場合があります。

現象および影響範囲

RHEL7.6環境において、特定のファイバーチャネルホストバスアダプターでOSイメージに収録されているドライバを使用して、SANに接続されたストレージにOSをインストールしてブートを行うと、システムが数分間応答を停止する場合があります。インストール完了後、緊急モードで初回起動する場合があります。
この問題は対象のファームウェアとRHEL7.6のOSイメージに収録されているドライバのNVMe機能に互換性がないため発生します。

回避策

回避策はありません。

対策方法

ファームウェアおよびドライバのアップデートを行ってからSANブートを行ってください。

次の日立Webページから対象ファームウェアおよびSPH5.00以降をダウンロードしてください。
対象ファームウェアおよびSPH5.00以降をダウンロードの上、ダウンロードファイル内のReadmeを参照しファームウェアおよびドライバを適用してください。

ダウンロードサイト(ドライバ/ファームウェア/ユーティリティ)
ファームウェアバージョン
 SN1100Q/SN1600Q : 01.72.03以降
qla2xxx ドライババージョン
 RHEL 7.6 : 10.01.00.33.07.6_k2 (SPH5.00に収録)以降

対象製品

対象製品名 SN1100Q 16Gb Single Port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター(TQ-xxx-P9D93A)
SN1100Q 16Gb Dual Port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9D94A)
SN1600Q 32Gb 1port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9M75A)
SN1600Q 32Gb 2port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9M76A)
※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

SANブートを行った際に本現象が発生する場合があります。

対象バージョン

ファームウェアバージョン
 SN1100Q/SN1600Q : 01.71.85
           : 01.71.51
           : 01.70.85 (SPH4.60に収録)以前

qla2xxx ドライババージョン
 RHEL 7.6 : 10.00.00.06.07.6-k (OSイメージに収録)

対象OS

Red Hat Enterprise Linux Server 7.6(64-bit x86_64)

更新情報

2020年1月17日(更新)
2019年5月31日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0041