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概要

RHEL環境においてQLogic製ネットワークアダプターのドライバにプロミスキャスモードに関する新しいパラメータが追加されます。

現象および影響範囲

RHEL環境において、QLogic製ネットワークアダプターのbnx2xドライバに、プロミスキャスモードに関する新しいパラメータfull_promiscousが追加されます。新しく追加されたfull_promiscousはデフォルトで無効に設定されています。そのため、Single Root I/O Virtualization(SR-IOV)において仮想マシンの仮想NICと通信を行うために、物理機能(PF)をプロミスキャスモードに設定した場合でも、ドライバのfull_promiscousがデフォルト設定の場合は、インターフェイスがプロミスキャスモードで動作しない可能性があります。インターフェイスをプロミスキャスモードで使用する場合は下記の手順でドライバのfull_promiscousを有効に設定します。

full_promiscousを使用する場合は、下記のコマンドを実行してドライバをロードします。

# modprobe bnx2x full_promiscous=1

ドライバをロード後に設定を確認、変更する場合は下記のコマンドを実行します。

# cat /sys/module/bnx2x/parameters/full_promiscous
ip link set <pf> promisc off

# echo 1 > /sys/module/bnx2x/parameters/full_promiscous
ip link set <pf> promisc on

回避策

回避策はありません。

対策方法

対策方法はありません。

対象製品

対象製品名 FlexFabric 10Gb 2ポート 533FLR-T ネットワーク アダプター(TQ-xxx-700759-B21)
Ethernet 10Gb 2ポート 530SFP+ ネットワークアダプター (TQ-xxx-652503-B21)
Ethernet 10Gb 2ポート530Tネットワーク アダプター (TQ-xxx-656596-B21)
※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

対象ドライババージョン以降にアップデートを行うと新しいパラメータが追加されます。

対象バージョン

bnx2x ドライババージョン
 RHEL 7.6/7.5/6.10/6.9 : 7.14.54 (SPH5.00に収録)以降

対象OS

Red Hat Enterprise Linux Server 7.6(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 7.5(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 6.10(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 6.9(64-bit x86_64)

更新情報

2019年5月31日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0040