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概要

Linux環境でSmart Update Manager (SUM) 8.4.0を実行した場合に、Server Platform Services (SPS) ファームウェアコンポーネントについて、誤った依存関係の問題が表示され、SPSファームウェアの更新ができなくなる現象が発生することがあります。

現象および影響範囲

Linux環境でSUM 8.4.0を実行した場合に、SPSファームウェアコンポーネントについて依存関係の問題が表示され、SPSファームウェアの更新ができなくなる現象が発生することがあります。
この現象はInnovation Engine (IE)のアクティブなファームウェアバージョンが0.1.4.0 (またはそれ以降)のときに発生し、依存関係に関する説明として、アクティブなIEファームウェアバージョンにかかわらず、IEファームウェアコンポーネントのバージョンが対応しておらず、0.1.4.0 (またはそれ以降) にする必要があると表示されます。

回避策

間違った依存関係の問題を回避するため、以下のいずれかの方法でファームウェアを更新してください。

  • SUMの対象ノードとしてiLOのIPアドレスを追加してファームウェアを更新してください。
  • 未選択状態となっているIEコンポーネントも同時に選択(強制)してファームウェアを更新してください。

対策方法

この問題は、SUMの今後のリリースで解決される予定です。

対象製品

対象製品名 Smart Update Manager (SUM)
対象装置 HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

下記条件をすべて満たす場合に発生します。

  • Linuxを対象ノードとしてSUMを実行
  • Innovation Engine (IE) ファームウェアのバージョンが0.1.4.0 またはそれ以降

対象バージョン

Smart Update Manager (SUM) 8.4.0

対象OS

Red Hat Enterprise Linux Server 7.6(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 7.5(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 6.10(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 6.9(64-bit x86_64)

更新情報

2019年5月31日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0035