Hitachi

概要

Integrated Lights-Out 5 (iLO 5) リポジトリベースの更新を使用してファームウェアを更新すると、更新中に再起動を繰り返す現象が発生することがあります。

現象および影響範囲

Smart Update Manager (SUM) からiLOリポジトリベースの更新を使用し、SUMの再起動オプションで「常時(Reboot Always)」が選択されており、iSUTの展開モードが「AutoDeployReboot」に設定されている場合に、サーバーが再起動を繰り返す現象が発生することがあります。

回避策

再起動オプションは、ファームウェアの更新の最後でサーバーの再起動が必要な場合にのみ使用することを推奨します。

問題が既に発生している場合は、以下のいずれかを実行してください。

  • SUMを別のシステムから起動し、同じiLOノードを追加します。ルーチンの最後に、完了したすべてのタスクキューアイテムがSUMによって削除されます。または、実行されているSUMをシャットダウンしてから、更新が実行されたのと同じシステムでSUMを起動します。
  • すべてのコンポーネントが更新されたことを確認した後、iLO GUIを使用してiLOタスクキューのエントリをクリアします。
  • 24時間後には、この問題が発生しなくなります。24時間が経過すると、完了したタスクキューアイテムは自動的に削除されます。

対策方法

対策予定はありません。

対象製品

対象製品名 Smart Update Manager (SUM)
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

下記条件をすべて満たす場合に発生します。

  • SUMでiLOリポジトリベースの更新(ノードのIPアドレスにiLOのIPアドレスを指定)を使用
  • SUMの再起動オプションで「常時(Reboot Always)」を選択
  • iSUTの展開モードを「AutoDeployReboot」に設定

対象バージョン

バージョン依存はありません。

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2019年5月31日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0032