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概要

RHEL環境において特定のネットワークアダプターの最大転送単位(MTU)を1,500よりも大きくするとパケットを受信できなくなります。

発生頻度

現象および影響範囲

RHEL環境において、特定のネットワークアダプターの最大転送単位(MTU)を1,500よりも大きくするとパケットを受信できなくなります。

回避策

最大転送単位(MTU)を1,500以下に設定してください。
MTUを変更するには、以下のようなコマンドを使用します。

# ifconfig [interface_name] mtu [size]

対策方法

対策版ドライバ以降のバージョンにアップデートしてください。
次の日立Webページから対策版ドライバが収録されているSPHをダウンロードしてください。
SPHをダウンロードの上、SPHのReadmeを参照し対策版ドライバを適用してください。

igb ドライババージョン : 5.3.5.22(SPH5.00収録バージョン)以降

対象製品

対象製品名 Ethernet 1Gb 4ポート 366FLR ネットワークアダプター (TQ-xxx-665240-B21)
Ethernet 1Gb 2ポート 361T ネットワークアダプター (TQ-xxx-652497-B21)
Ethernet 1Gb 4ポート 366T ネットワークアダプター (TQ-xxx-811546-B21)
※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

最大転送単位(MTU)を1,500よりも大きくした場合に本現象が発生します。

対象バージョン

igb ドライババージョン : 5.3.5.19 (SPH4.60に収録)

対象OS

Red Hat Enterprise Linux Server 7.5(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 7.4(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 6.10(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 6.9(64-bit x86_64)

更新情報

2021年3月26日(更新):対策方法を追加
2019年3月29日(公開)

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0016