RHEL7環境において、ファイバーチャネルホストバスアダプタードライバのアップデートを実行すると、警告メッセージが表示される場合があります。
RHEL7環境において、ファイバーチャネルホストバスアダプタードライバのアップデートを実行すると、以下の例のような警告メッセージが表示される場合があります。
# rpm -Uvh ./kmod-qlgc-qla2xxx-8.08.00.07.07.5_k1-1.rhel7u5.x86_64.rpm WARNING: ./kmod-qlgc-qla2xxx-8.08.00.07.07.5_k1-1.rhel7u5.x86_64.rpm: Header V3 RSA/SHA256 Signature, KEY ID 26c2b797: NOKEY Preparing...... ################# [100%] Updating / Installing... 1:kmod-qlgc-qla2xxx-8.08.00.07.07.5################### [100%] depmod: WARNING: /lib/modules/3.10.0-862.el7.x86_64/kernel/drivers/scsi/qla2xxx/tcm_qla2xxx.ko.xz needs unknown symbol qlt_abort_cmd depmod: WARNING: /lib/modules/3.10.0-862.el7.x86_64/kernel/drivers/scsi/qla2xxx/tcm_qla2xxx.ko.xz needs unknown symbol qlt_abort_cmd |
この警告メッセージは、Red HatのOSイメージに収録されているドライバから対象バージョンのドライバにアップデートする場合に表示されます。この警告メッセージは、symbolファイルが不足していることで表示されます。アップデート後にこのsymbolファイルの不足は解消されます。
回避策はございません。
対策方法はございません。
本警告はファイバーチャネルホストバスアダプタードライバの動作に影響ありません。
対象製品名 |
SN1100Q 16Gb Single Port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9D93A) SN1100Q 16Gb Dual Port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9D94A) SN1600Q 32Gb 1port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9M75A) SN1600Q 32Gb 2port ファイバーチャネル ホスト バス アダプター (TQ-xxx-P9M76A) ※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。 |
---|---|
対象装置 | HA8000V/DL20 Gen10 HA8000V/DL360 Gen10 HA8000V/DL380 Gen10 HA8000V/DL580 Gen10 HA8000V/ML350 Gen10 |
Red HatのOSイメージに収録されているドライバを使用した環境で、ファイバーチャネルホストバスアダプタードライバのアップデートを行った際に発生します。
下記のドライババージョンを使用した際に、現象が発生します。
RHEL 7.5 :8.08.00.08.07.5_k1-1 (SPH4.60に収録)、8.08.00.08.07.5-k1 (SPH4.50に収録)、8.08.00.07.07.5-k1 (SPH4.00に収録)
RHEL 7.4 :8.08.00.08.07.0_k1-1 (SPH4.60に収録)、8.08.00.08.07.5-k1 (SPH4.50に収録)、8.08.00.07.07.5-k1 (SPH4.00に収録)
Red Hat Enterprise Linux Server 7.5(64-bit x86_64)
Red Hat Enterprise Linux Server 7.4(64-bit x86_64)
2019年2月28日(公開)
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
ADV-2019-0008