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概要

Smartアレイコントローラーのファームウェアの更新後、誤ったエラーメッセージがIntegrated Management Log (IML)に記録される事があります。この現象の対策方法を以下に示します。

現象および影響範囲

Smartアレイコントローラーのファームウェアの更新後、誤ったエラーメッセージがIntegrated Management Log (IML)に記録される事があります。

以下に、IMLに記録される可能性があるエラーメッセージの例をします。
 Slot 0 Smart Array - Cache Status: Disabled (Error Code: Obsolete Data)
 Slot 0 Smart Array - Cache module board lost backup power
 Slot 0 Smart Array - Cache module board backup power source status is failed

上記の問題が見られる場合、IMLをクリアしてからサーバーを再起動してください。再起動後にIMLにSmart Arrayのエラーメッセージが記録されていない場合、以前のエラーメッセージは誤りであり、無視することができます。以前に発生したエラーメッセージが引き続き記録される場合は、そのエラーメッセージに対して適切な措置を実行してください。

対策方法

iLO 5をバージョン1.35以降にアップデートしてください。iLO5は次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンライン(Windows/Linuxの場合)もしくはオフラインで可能です。作業時間は1台あたり約10分となります。(当該ファームウェアのみ更新された場合)

対象製品

対象装置 SmartアレイGen10コントローラー
 Smartアレイ P408i-a SR Gen10コントローラー (TQ-***-804331-B21)
 Smartアレイ P816i-a SR Gen10コントローラー (TQ-***-804338-B21)
 Smartアレイ P408i-p SR Gen10コントローラー (TQ-***-830824-B21)
 Smartアレイ P408e-p SR Gen10コントローラー (TQ-***-804405-B21)

※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

Smartアレイコントローラーのファームウェアの更新時

対象バージョン

iLO 5 バージョン1.35よりも前

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2019年1月25日(公開)

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2019-0006