個別スプレッド法により、顧客、店舗、商品別などで、現在及び将来における収益を適正に把握できます。
顧客別、店舗別、商品別など、どのセグメントが現在利益を上げているのか、また将来上げていくのかを見極めて取引推進を行うために、もっとも基本となる業務粗利益を算出する仕組みの構築を支援します。
個別スプレッド法の採用により、収益を「残高×スプレッド」として適性に評価することができます。また、経営統括部門が業績評価基準を営業店に示達できるだけなく、推進したい顧客・商品・チャネルなどのスプレッドを高めに設定することにより、施策を営業店に徹底させることができます。
また、営業店にとっても収益目標が固定され、業務活動努力が純粋に収益に反映されるようになります。
全行/店別/顧客別、それぞれの収益を日次で把握できる仕組みになっているため、前日の収益と予算達成度を参照することができます。また、予算達成のための指針を営業店に提供したり、資金収益を意識したマーケティング活動を実践したりすることができます。
別途提供の「原価計算ソリューション」と同様のコンセプトで構築されているため、システム間連携が容易です。RACAR管理の実現にベストマッチするソリューションです。
先進の収益・予算管理を実現している都市銀行や著名コンサルティング会社とパートナーシップを結んできたことにより、豊富なノウハウが凝縮されたソリューションパッケージです。
機能名称 | 機能概要 |
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円資金収益算出 | 個別スプレッド法に基づき、明細単位に残高、残高積数、各種利息(約定利息、仕切利息)を算出します。仕切レートの適用においては、「レート変更は金利期日到来まで行わない」、「金利期日が到来しても対顧レート変更がなければ仕切レートを変更しない」等の設定が可能となっており、収益管理とALMの両面での計数把握が可能です。 |
個社別収益管理 | 取引単位毎の明細を元に顧客別・商品別に集約されたデータを作成します。 集約されたデータは顧客の属性情報及び商品の属性情報を各レコード単位に保有しておりますので任意の切口で分析が可能です。 |
部門別・営業店別収益管理 | 取引単位毎の明細を元に店別・商品別・マーケット別に集約されたデータを作成します。集約されたデータは顧客の属性情報、商品の属性情報及び部門の情報を各レコード単位に保有しておりますので店別、部門別、マーケット別及び商品別等任意の切口で分析が可能です。 |
信用リスク見做コスト | 貸出明細の平均残存期間構造に合わせて明細単位に信用リスク見做しコストを算出します。デフォルト率は2種類の率(例:営業店示達用、本部示達用等)が投入可能です。 |