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Hitachi

金融ソリューション

T&D情報システム株式会社

プライベートクラウド

プライベートクラウドで個人情報を守りつつITコストを最適化
大同生命の統合システム基盤を構築

【課題】

セキュリティとITコストの最適化を両立できる
統合システム基盤の構築

【解決】

自社データセンター内に日立が提供する柔軟性の高い
PaaS型のプライベートクラウドサービスを導入

【効果】

セキュリティポリシーを維持しながら、
業務負荷の軽減とITコストの最適化を実現

 T&D情報システム株式会社(以下、T&D情報システム)は、大同生命、太陽生命、T&Dフィナンシャル生命を中核とするT&D保険グループのシステム開発を一手に担う会社です。同グループの経営戦略を支える唯一のIT部門として、さまざまなITサービスレベルの向上に貢献することをミッションとしています。

セキュリティを保持しつつクラウド基盤を導入したい

 T&D情報システムは2014年、大同生命保険株式会社(以下、大同生命)のITコスト最適化を目的に、基幹業務システムの基盤を仮想化技術により統合した「統合システム基盤」を構築しました。その背景を、構築プロジェクトを担ったテクニカルサポート二部 シニアプロフェッショナルの小林 重雅氏は、「大同生命の基幹業務システムは、これまでサーバやストレージを自社で保有するオンプレミスで運用していました。しかしITコスト最適化の観点から、今後はハードウェアの維持・運用・管理業務の負荷を低減していく必要があると考えていました。そこでシステム更改のタイミングで、仮想化技術を使ったクラウド基盤の導入を決断したのです」と説明します。保険業務では、お客さまの個人情報を大量に扱うことから、小林氏は「外部にデータを置くパブリッククラウドの活用は難しく、自社データセンター内にプライベートクラウドを導入できないかと考えました。そして日立さんに相談した結果、柔軟性、将来的な拡張性を考慮した提案をいただきました」と続けます。

[写真]T&D情報システムに導入されたシステムの概要
【図】T&D情報システムに導入されたシステムの概要

ITリソースの柔軟な増減が可能な点を評価

 プライベートクラウドながらITリソースの柔軟な増減ができる日立のクラウドサービスについて「大同生命では毎年、1年のうち4か月間はキャンペーンの実施で通常より1.5倍ほど多いデータ処理が発生します。日立さんのサービスは、このピーク時だけ柔軟にリソースの積み増しができることが魅力的でした。また既存のシステムも日立さんが構築していましたので、業務ノウハウが豊富で短期間のシステム移行が可能だった点も安心できるポイントでした」と小林氏は評価しています。

 日立はT&D情報システムのデータセンター内に、サーバやストレージなどのハードウェアとミドルウェア(JP1、Cosminexus、HiRDBなど)、付帯する運用サービスを組み合わせたPaaS型のプライベートクラウドサービスを提供。重要度の高い基幹業務システムを、自社データセンター内でプライベートクラウドとして利用する例はまだ少なく、業界内でも先進的な取り組みといえます。

 「クラウドのメリットは構築時から実感できました。テスト段階で、最初に設定したCPUではやや性能に不安があることが分かったのですが、なんとその日のうちに構成変更を行い、満足のいく結果を出すことができたのです。通常のシステムならCPUの増設や再テストなどで数か月はかかります。そのスピードと柔軟性には驚きました」と語るのはテクニカルサポート二部 IT基盤開発課の土川 陽平氏です。テクニカルサポート二部IT基盤管理二課の狩野 満氏も、「今回のサービスではハードウェアだけでなく、使い慣れた日立のミドルウェアも従量課金で使えるのがうれしいですね。日立さんの支援のもと、既存環境から段階的にプライベートクラウドへ移行しました。業務停滞もなく最適なサイジングを図りながら、予定どおりに基盤刷新できました」と笑顔を見せます。

[写真]小林 重雅 氏、土川 陽平 氏、狩野 満 氏

今後、他システムも統合し、さらなるコストメリットとスピードを追求

 統合システム基盤上では、まず全国支店の約7,000ユーザーが利用する営業支援システムが稼働しました。このシステムではタブレット型の新端末が配備され、お客さまへのコンサルティングから商品提案、ペーパーレスでの保険申し込み手続き、契約の保全対応にいたるまでのワンストップ対応を実現しています。

 統合システム基盤の運用業務は日立が実施しているため、T&D情報システムは従来どおり、データを自社データセンター内に保持した高いセキュリティレベルを維持しながら、統合システム基盤の維持・運用・業務負荷の軽減とITコストの最適化を実現することができました。

 「今後は事務系システムなどもプライベートクラウドへ統合し、さらなるコストメリットとスピードを追求していきます」と語る小林氏。優れた商品・サービスの提供により、お客さまに「最高の安心」と「最大の満足」を届けることを使命とする大同生命、そのIT戦略を担うT&D情報システム。両社の期待に応えるため、これからも日立は日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」を推進し、さらなるサービス強化に取り組んでいきます。

[お客さまプロフィール] T&D情報システム株式会社

[ロゴ]T&D情報システム株式会社

[写真]T&D情報システム株式会社

[本店] 埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷4-2-18
[創業] 1999年7月15日
[従業員数] 639名(2014年4月1日現在)
[事業概要]
IT戦略の立案実行をはじめ、システム開発、
システム基盤の構築、システム運用と
ITに関わる全般

特記事項

  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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