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Hitachi

ユーザーエクスペリエンス

製品企画・開発の取り組み

UX価値向上を考慮したソフトウェア製品の開発プロセス(UX開発プロセス)

ソフトウェア製品では、UX価値向上の考え方および手法を採り入れた開発に取り組んでいます。

従来の開発プロセスは、1つの工程を終えると次の工程に進み、原則的に前の工程には戻らない「ウォーターフォール型」が主流でした。しかし、UX実現の基本プロセスとなる「人間中心設計」は、システムを利用する人間の行動特性や認知特性にも着目した評価・改善のサイクル(反復)が必要です。

UX開発プロセスでは、これまで主に市場動向と保有技術の観点で行われていた「商品企画」の前に、「エスノグラフィー調査」を行っています。 エスノグラフィー調査を基に、ターゲットとする「ユーザー像(ペルソナ)」および課題を明らかにし、最適なユーザー業務の流れを可視化した「ユースケース」の設計を行っています。このユースケースを詳細化し、「外部仕様設計」、「開発・テスト」、「ユーザビリティテスト」までをユーザーからのフィードバックを得ながら、開発しています。

UX開発プロセスの図

UX開発プロセスの例

エスノグラフィー調査

「エスノグラフィー調査」を重視し、より高いUXをめざす

ユーザーの実態を把握し、潜在的なニーズや課題を引き出すために、ユーザーの作業現場に入り観察を行う、「エスノグラフィー調査」を取り入れています。エスノグラフィー調査では、ユーザーがどのような環境でどのような業務を行っているのかを観察、インタビューし、その作業現場に求められる本質的なニーズや課題を明確にしたり、作業現場での価値観を導き出したりしています。

ペルソナの設定

ユーザー本位の製品のため、「ペルソナ」を設定

製品を開発する上で、ターゲットとなるユーザーが、どのような人で、どのような目的で、どのように製品を使用するのかについて、開発メンバー内で認識を合わせる必要があります。そのため、製品・サービスを使用する象徴的なユーザー像を指す「ペルソナ」を設定し、認識合わせに活用しています。ペルソナは、エスノグラフィー調査結果を基にし、名前、年齢、職位、利用しているシステム、業務内容、仕事に対する意識、ポリシーなどをまとめたプロフィールを検討しながら設定します。設定したペルソナと最新の市場動向を基に、ワークショップを通じて商品のアイディアや仮説を立案しています。

ユースケースの設計

最適なユーザー業務の流れを可視化した、「ユースケース」を設計

ユーザーが直面するさまざまな課題への解決策をどう実現していくのかをテストマーケティングやインタビューなどで検証しながら、商品企画のコンセプトとプロトタイプを作成しています。ここで得られたユーザーの業務/運用実態のシナリオを「ユースケース」設計に反映しています。

ユーザビリティテスト

使いやすさを磨く、「ユーザビリティテスト」

開発・テストフェーズでは、実際に、ユーザーに製品やマニュアルを使用してもらい、設計者の意図どおりにユーザーに理解されているかを調査する「ユーザビリティテスト」を行っています。操作性や視認性の観点で調査、分析をすることで、製品やマニュアルのブラッシュアップを図っています。

製品企画・開発以外の取り組み

製品のUX価値向上の取り組みは、製品の企画・開発段階にとどまることなく、製品の販売段階や販売後のサポートサービス提供段階にも及んでいます。 また、直接製品にかかわる活動だけでなく、これにつながる周辺の活動、例えば製品のUX価値向上を進める人財の育成活動などにも広げています。

人材育成

日立のUX人財の育成・組織変革の取り組みが評価 〜第1回HCDアウォード受賞〜

第1回HCDアウォード受賞

UX向上のプロセスである人間中心設計プロセス(HCD:Human Centered Design)の普及・推進の中心となっている人間中心設計推進機構(HCD-Net)が主催する第1回HCDベストプラクティスアウォードにおいて、UX人財の育成や組織変革の取り組みが評価され、優秀賞を受賞しました。
本賞は、UX実践の手本となるような活動を通じ、UXの普及・啓発・発展に大きく貢献している個人・組織に授与されるものです。
日立は、お客様へのより一層の価値提供を目指し、今後もUX向上のための人財育成に取り組んでいきます。

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