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データ転送/バックアップ

【調査報告】データ活用は「伝搬」が鍵となる!!

データ活用サイクルと「伝搬」の重要性

ビッグデータの分析・活用によりビジネス貢献を果たすためには、データ活用のプロセス全体を整備していくことが重要ですが、どのようなプロセスが必要でしょうか?

プロセス整備の観点について、株式会社アイ・ティ・アール(ITR)の調査結果によれば、「ビジネス課題」を起点にデータ活用を「収集、蓄積、分析、伝搬、活用」の5つの要素に分けて、すべてがバランスよく揃っている必要があると述べられており、データ活用サイクルを図1のような流れで表しています。

次に、同社の「5つのプロセスに対する重要度」の調査結果(図2)によると、「伝搬」に対する企業の意識が低いことがわかります。 「伝搬」プロセスは、大量データの蓄積/分析プロセスと活用プロセスをつなぐ役割や、各プロセスの間にはデータの受け渡しが発生することから、すべてのプロセスに関わる重要な存在となっていますが、他のプロセスと比較して、軽視されがちなことが分かります。

つまり、今まで重要視されてない「伝搬」プロセスを見直すことにより、データ活用全体のプロセス改善に大きくつながると考えられます。


図1:データ活用サイクル


図2:データ活用プロセスの重要度

出展:『データ活用サイクルの重要性 〜ビッグデータ時代に求められるデータ活用基盤とは〜(株式会社アイ・ティ・アール)』(PDF形式)

データ転送におけるニーズとは?

では、「伝搬」のプロセスを見直すことでどんな効果が期待できるでしょうか?
伝搬に利用される製品は、「収集」プロセスも含めたファイル転送ツール、ETL、レプリケーションツール、グループウェア、コラボレーションソフトウェアまで様々な種類が含まれます。

ITRの調査によれば、これらを総称して「データ転送基盤」と定義しており、この基盤を使ったデータ転送に関してIT部門とユーザー部門での調査結果を紹介しています。 図3の調査結果は、データ転送基盤に対するニーズはIT部門とユーザー部門では異なっており、それぞれファイル転送に関するニーズの調査結果を順位の高い項目から表示したものです。

結果からIT部門でもユーザー部門でも、上位の3項目は同一ですが、両者で差が出ている結果を見てみると、IT部門ではシステム間の定期的なファイル転送を中心として考え、ユーザー部門では電子メールでのファイル添付のようにコンテンツを中心にアドホックな転送を中心に考えており、両者のニーズに違いがあることが読み取れます。

データ活用によってビジネス貢献していくためには、IT部門がユーザー部門のニーズに応えていく必要があります。 そのために、プロセス見直しもギャップの大きいニーズを優先対応することで大きな効果を生むはずです。


図3:データ転送におけるIT部門とユーザー部門とのニーズの違い

出展:『データ活用サイクルの重要性 〜ビッグデータ時代に求められるデータ活用基盤とは〜(株式会社アイ・ティ・アール)』(PDF形式)

データ転送の現状

データ転送を改善するとして、現状はどんなデータ転送がなされているのでしょうか?

アイティメディア株式会社が調査した結果(図4)は、転送しているデータの内容種別を表しています。 もっとも一般的なのは、「オフィス書類」(79.1%)。次に音声・画像・動画、バックアップ、CADと続きデータ容量の多い転送が増えてきているのがわかります。

この結果から、電子メールにオフィス文書ファイルや画像などを添付して、任意の相手にファイルを転送する方法は、簡単な操作で社外への転送が可能であるため、現在企業で一般的に利用されています。

データ種別から見ると、ファイル容量の大きなデータを送るケースも増えてきていますが、多くの企業ではシステムの負荷を考え、転送可能なファイルのサイズに制限を設けており、10Mバイト単位のファイルになると転送できない場合もあります。 また、転送するファイルの暗号化やパスワードの付与などは利用者自身が個別に設定する必要があり、さらに相手先の誤送信などが発生しやすいという課題もあります。

前述のようにユーザー部門での「メールと連携した大容量データ転送のニーズ」がIT部門が考えているよりも高まっているのも、こういった背景があると考えられます。


図4:転送している大容量データの内容

出展:『企業におけるデータ転送についてのアンケート(ITmedia エンタープライズ)』(PDF形式)

今回の調査結果から、データ活用サイクルを上手くまわして行く為には「伝搬」(転送)の役割が重要であり、特にユーザー部門にとってはメール起点でのデータ転送が重要です。 この課題を解決していくことが、データ活用を始める大きな一歩になるでしょう。

そして、それを支援するのが高速・セキュアな大容量データ転送を実現する「JP1/Data Highway(JP1/DH)」です。 約35倍の高速化も実現した導入例も紹介しているので是非ともご覧ください。 また、データ転送に関わるニーズ全般に応えるため、JP1/DHなどの製品をもとにしたデータ転送/バックアップソリューションをご提供しています。

データ転送の課題については、これらのソリューションをご活用ください。

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