

小規模のシステム環境での採用が多い、低コストでの導入が可能な手法です。消費電力も低くすみますが、ただリストアに比較的時間がかかるなど、クリティカルなシステム環境では運用が難しい面があります。

アクセス性能の優れたディスクストレージを利用することでバックアップやリストアの所要時間を短縮できます。ただ何世代ものバックアップデータを保管するには大きなディスク容量が必要となり、D2Tと比較すると導入、保管コストがかかります。
日立では、ディスクアレイ内にサーバーを経由せず複製ボリュームを作成する「ShadowImage」や「Copy-on-Write Snapshot」といった機能も用意しています。

本稼働のディスクストレージからバックアップ用のディスクストレージに対し、高速バックアップを行い、世代の古いものや長期保管を必要とするものをコストの安いテープストレージに移管します。中・大規模のシステムでは、確実性、運用面、コスト面などで理想的な手法です。

さまざまな自然災害、大規模インフラ障害やテロなど増え続ける脅威。
災害からの復旧が可能であるハードウェアやソフトウェアに対して、「データ」は一度損失すると復旧が極めて困難であり、データ損失は莫大な損害に直結します。
企業存続のために、災害の及ばない場所に複製を保存するというような特別な措置が必要です。
従来は、遠隔地にテープをトラックで運んで保存する方法が用いられてきました。しかしより高速なリストアが求められるようになり、サーバーによるデータのコピーから、さらに上位アプリケーションへの影響が少ないストレージ間コピーが行われるようになっています。

バックアップシステム選択の重要な指標として、RPO(Recovery Point Objective)とRTO(Recovery Time Objective)があります。問題が発生した場合に、システムとして、過去のどの時点までのデータを保障して復旧させるか(RPO)、復旧までにかかる時間はどれだけか(RTO)の目標値を設定する必要があります。
両者とも0に近いほうが良いのですが、当然システムのコストがかかるので、その決定はダウンタイムコストとの兼ね合いになります。

