
株式会社アイ・ティ・アール プリンシパル・アナリスト
金谷 敏尊氏 Toshitaka Kanaya
アウトソーシング、データセンター/BCP、システム運用管理/ITサービス管理、仮想化/クラウドの分野を担当し、ユーザー企業におけるIT計画立案、インフラ構想化、RFP策定/ベンダー選定、ROI分析などのコンサルティングを数多く手掛ける。
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今日のIT環境には、多様なアプリケーションが存在し、インフラ構成も複雑化している。多様なインフラ要求に合わせて、個々のシステムに応じたバックアップが求められており、最適な統合管理のあり方を描く必要がある。

情報共有の推進やマルチメディア化により、多くの企業ではファイルサーバに格納する業務用ファイルは大量となり、かつ個々のファイルサイズも肥大化する傾向にある。階層型ストレージやアーカイビングにより、最適なファイル管理を実施することが望まれる。

バックアップ・データの増加から、予定時間内にバックアップが終わらないといった例も見られるようになってきた。高速バックアップを実現するには、ネットワークをはじめとするデータ転送上のボトルネックを排除することがポイントとなる。

年々増大するバックアップ・データは、企業のIT管理者によって悩みの種となっている。データ量の縮小へ向けて、効率性の高い重複排除(De-Dup)と圧縮を実現することが求められる。また大容量バックアップへ向けてはテープライブラリも有用である。

ITの進展と利用拡大によりデジタルデータは加速度的に増加している。この「情報爆発」と呼ぶにふさわしい現状は、企業のデータ・バックアップにも大きな影響を与えている。本連載では、ビッグデータ時代に求められるバックアップのあり方を示し、個々の課題に応じた解決アプローチや技術対策について解説する。