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Hitachi

IoT/M2Mソリューション

2016年11月30日
株式会社日立製作所

株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、「製品組み込み型高精度トルクセンサーの開発」で、財団法人電気科学技術奨励会が主催する第64回電気科学技術奨励賞を受賞しました。授賞式は11月16日に学士会館(東京都千代田区)で開催されました。

電気科学技術奨励賞は、講和条約発効・独立回復を契機として我が国電気技術の進歩発展に寄与するために、昭和27(1952)年に株式会社オーム社が設定しました。昭和37(1962)年に財団法人電気科学技術奨励会が継承し、今回で第64回を迎えています。電気科学技術に関する発明、研究・実用化、ソフトウェア開発、教育等で優れた業績を上げた個人が受賞対象となります。

受賞題目 製品組み込み型高精度トルクセンサーの開発
受賞者 株式会社日立製作所 研究開発グループ テクノロジーイノベーション統括本部
 機械イノベーションセンタ 芦田 喜章
株式会社日立製作所 研究開発グループ テクノロジーイノベーション統括本部
 生産イノベーションセンタ 市川 勝英
株式会社日立製作所 ICT事業統括本部 ITプロダクツ統括本部
 センシング・ソリューション開発プロジェクト 宮嶋 健太郎

製品組み込み型高精度トルクセンサーは、日立半導体ひずみセンサー(以下、ひずみセンサー)をベースとする応用製品群の一つです。産業分野において、回転軸などのトルクを常時、正確に計測することは長年の課題でした。日立は、回転軸に生じる僅かな変形量をひずみセンサーで直接計測することで、製品組み込み型トルクの計測では世界最高となる計測精度*1 を達成しました。

今回の開発では、ひずみセンサーの搭載箇所が回転軸上にあるため、非接触でひずみセンサーに駆動電力を搬送し、センシングデータを取得することが課題でした。日立はMIT(Massachusetts Institute of Technology)が2007年に原理を提唱し、実証実験した磁気共鳴方式*2 をもとに、非接触で電力供給するシステムの小型化・高精度化を達成しました。さらには電力を供給する電波の反射特性から、センシングデータをノイズレスで読み取ることにも成功し、製品組み込み型としては世界最高精度*1 となるトルクセンサーを実用化しました。

*1
当社調べ
*2
コイルに電流が流れることにより発生した磁場の振動を、近傍に配置した共振コイル・共振回路に伝えることで電力供給を行う方式。

日立の非接触給電・データ搬送技術の概要

本開発は、回転機構の高精度な制御や省エネにもつながるものであり、機械産業全般への大きな波及効果が期待されます。日立は今後も、技術開発を通して、科学技術および産業の発展に貢献していきます。

他社商標注記

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