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圧縮機:日立

Hitachi

メンテナンス時の診断技術についてご紹介いたします。

エアクーラ余寿命診断技術

エアクーラに関するトラブルは、圧縮機本体にも重大な被害を与える可能性があり、定期的な保守ならびに計画的な更新は必要不可欠です。

過去のエアクーラO/H実績より、トラブルの大半は冷却水に浸される普通鋼材製部品の腐食による損傷で、中でもシェルおよびバッフルプレートの損傷は、エアクーラ自体の寿命を大きく左右しています。

シェル内表面およびバッフルプレートに見られる腐食形態は、稼動年数や稼動時間に伴う経年的な全面腐食の他に、付着物、防錆塗膜剥離、非金属介在物などが起点となりランダムな確率現象で発展する局部腐食が一般的です。

また、腐食を及ぼす要因には、材料の表面状態、冷却水水質・流速・温度など、常に一定ではない不確定要素があり、さらにそれらの効果は複雑に作用するため、腐食の進展状況を評価することは非常に困難とされています。

そこで過去に計測蓄積した腐食に関わるフィールドデータをもとに作成した当社独自の腐食予測マスターカーブへの照合と、超音波によるシェル肉厚実測値から簡易的にシェルおよびバッフルプレートの最大減肉量を推定評価します。

写真:エアクーラ
エアクーラ外観

予測マスターカーブ

画像:予測マスターカーブグラフ

  • 各パラメータより腐食寿命係数算出(実測肉厚、定検回数、稼動年数など)
  • 推定最大減肉量との交点t1を求める
  • t1までカーブをシフトして限界肉厚目安との交点t2を求める
  • 推定残寿命t= t2-t1